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科目名 | 美学演習8 | ||||
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教員名 | 高橋 陽一郎 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 近代美学の基礎文献読解 |
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授業のねらい・到達目標 | ショーペンハウアーの主著『意志と表象としての世界』(正編、1818/19年)の第三巻(美学)を第49節より講読する。同書はカント哲学の直系に位置づけられる哲学書ではあるが、その趣きはカントのそれとはかなり異なっている。まずカントよりもしばしば分かりやすく書かれ、実作品の例証も多い。また、単なる学問の域を超えて、実際の藝術運動にも影響を与えた魅力的な著作でもある。古典的な美や藝術について考える者にとっては、またとない試金石となろう。 尚、後期に行われる本演習では、藝術と概念との関係を皮切りに、絵画、詩、悲劇、音楽など、ショーペンハウアーが最高位に位置づける諸藝術が語られ、ショーペンハウアー美学の真骨頂が味わえる。 |
授業の方法 | 輪読形式で進める. |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | ショーペンハウアーの美学思想を十全に理解するために、それぞれの回で問題となっていたことを備忘的に記録することを勧める。また、理解を助けるためにも、質問を大いにされたい。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンスとショーペンハウアー美学についての解説 |
2 | 『意志と表象としての世界』第49節の講読と解説―藝術と概念について(1)― |
3 | 『意志と表象としての世界』第49節の講読と解説―藝術と概念について(2)― |
4 | 『意志と表象としての世界』第50節の講読と解説―藝術と概念について(3)― |
5 | 『意志と表象としての世界』第50節の講読と解説―藝術と概念について(4) |
6 | 『意志と表象としての世界』第50節の講読と解説―藝術と概念について(5)― |
7 | 『意志と表象としての世界』第51節の講読と解説―詩について(1)― |
8 | 『意志と表象としての世界』第51節の講読と解説―詩について(2)― |
9 | 『意志と表象としての世界』第51節の講読と解説―悲劇について(1)― |
10 | 『意志と表象としての世界』第51節の講読と解説―悲劇について(2)― |
11 | 『意志と表象としての世界』第52節の講読と解説―音楽について(1)― |
12 | 『意志と表象としての世界』第52節の講読と解説―音楽について(2)― |
13 | 『意志と表象としての世界』第52節の講読と解説―音楽について(3)― |
14 | 『意志と表象としての世界』第52節の講読と解説―音楽について(4)― |
15 | 総括―ショーペンハウアー哲学と後世の藝術― |
その他 | |
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教科書 | ショーペンハウアー 『ショーペンハウアー 意志と表象としての世界Ⅱ (中公クラッシクス)』 中央公論新社 『意志と表象としての世界』は「中公クラシックス」のシリーズでは、Ⅰ~Ⅲまである。全巻揃えておくのが理想的である。 |
参考書 | 授業中に適宜指示する |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(50%)、授業参画度(50%) |
オフィスアワー | 水曜日12:10~13:00 |