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科目名 | 美学特殊講義2 | ||||
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教員名 | 柳沢 史明 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | G・バタイユの芸術論 |
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授業のねらい・到達目標 | 二十世紀フランスの思想家・文筆家であるジョルジュ・バタイユによる芸術に関する議論(主に文学、絵画に関するテクスト)を概観し、「喚起」「交流」「超越性」といった諸概念と芸術との関わりについて考える。その際、同時代の哲学的・文化的潮流を考慮しつつ、彼に影響を与えた思想家(ニーチェ、キルケゴール、ハイデガーら)との類似性及び差異にも言及する。本講義では、バタイユの芸術観を通じ、その「哲学的」な部分を読み取り、一人の思想家の変遷を辿る能力を修練することが目的となる。 |
授業の方法 | 講義(必要に応じてプリントを配布) |
履修条件 | フランス語を履修していることが望ましいが、授業で用いるテクストについては既存の和訳等を参照する予定である。 |
授業計画 | |
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1 | イントロダクション |
2 | 二十世紀初頭のフランスにおける「異質」なものへの視線 |
3 | 雑誌『ドキュマン』(1):「低唯物論」と反シュールレアリスム |
4 | 雑誌『ドキュマン』(2):「不定形」 |
5 | 「喚起」の諸相(1):「聖なるもの」と芸術 |
6 | 「喚起」の諸相(2):降霊術 |
7 | 「喚起」の諸相(3):プラトンの「想起説」との対比 |
8 | 文学における「交流」をめぐって(1):ジュネ論 |
9 | 文学における「交流」をめぐって(2):ボードレール論 |
10 | マネ論(1):「超越性」 |
11 | マネ論(2):沈黙する絵画 |
12 | マネ論(3):「存在しているもの」 |
13 | ラスコーの壁画と人間について |
14 | 課題学習 |
15 | 総括 |
その他 | |
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参考書 | 参考書等については、授業の際に随時提示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(30%)、レポート(70%) |