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科目名 | 教理学2 | ||||
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教員名 | 服部 弘瑞 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 仏教教理の諸問題 |
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授業のねらい・到達目標 | 「仏教とは何か」と問われる場合、一般的にはその教え、即ち教理が如何なるものであるかが問われていることになろう。しかし仏教には約二千五百年の歴史があり、教理史がある。この授業ではその仏教教理史の起点にあたる原始仏教に於ける涅槃の問題から出立させ、その主要な諸問題を時には資料を読みながら、共に学び、考え、そして探求してゆく。そしてこの授業を通して仏教の教理に関する様々な知識を身につけるとともに、学問してゆくことを学ぶ。 |
授業の方法 | 基本的には講義&演習形式で授業を進めてゆく。 即ち、原始仏教から現代仏教に至るまでの仏教の教理の主要な諸問題について講義したり、また時にはその教理に関係する資料を共に読みながら授業をしてゆく。今年度は浄土教の教理のみならず、仏教史の中で展開しゆく仏教教理の諸問題についても共に学び、探求してゆく。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 毎回の授業内容を復習し、そこで興味をもったことや疑問に思ったことは自分で出来るだけ調べ、探求しながら授業にのぞむこと。またどれだけ調べても、探求しても解決し得ない問題に関しては、毎回授業の最後に提出するコメントペーパーにその問題について書くようにすること。 |
授業計画 | |
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1 | イントロダクション 仏教とは何か? ─ 仏教教理史を概観して ─ |
2 | 原始仏教における「涅槃」の問題 |
3 | 原始仏教における「十二縁起」と「四聖諦」の問題 |
4 |
原始仏教における「道」の問題 ─「八正道」の問題を中心として ─ |
5 | 原始仏教と部派仏教における「業」の問題 |
6 | 小乗仏教と大乗仏教の問題 |
7 |
『浄土三部経』に見出される教理について ⑴ ─「浄土」と「念仏」の教説を中心として─ |
8 |
『浄土三部経』に見出される教理について ⑵ ─「誓願」の教説を中心として─ |
9 |
浄土教教理史を概観する ⑴ ─ 親鸞 の『正信偈』に学ぶ ─ |
10 |
浄土教教理史を概観する ⑵ ─ 親鸞 の『正信偈』に学ぶ ─ |
11 |
日本浄土教の教理について ─ 法然と親鸞の教理を中心として ─ |
12 |
日本仏教における教理の問題 ⑴ ─ 空海の十住心 ─ 【小論文】提出 |
13 | 日本仏教における教理の問題 ⑵ ─臨済禅と曹洞禅・法華経信仰 ─ |
14 | 課題学習 |
15 |
総括 【小論文】講評 / 近現代・現在・これからの仏教の諸問題 |
その他 | |
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教科書 | 特定の教科書は用いないが、時にはプリントの資料を用いて授業を進めてゆく。 |
参考書 | 服部弘瑞著『原始仏教に於ける涅槃の研究』山喜房佛書林(2011)、その他。 |
成績評価の方法及び基準 | 以下の基準による(100%) 総合的に評価する。 即ち、出席点・平常点〔コメントペーパーに書くことやテキストを読むことなど〕(40%)、また第12回目の12/18(水)までに提出することになっている「仏教の教理」に関わる「小論文」〔1200字以上〕(60%) によって評価する。その「小論文」は、「仏教の教理」に関連するテーマを各自設定し、各自なりの方法で書いて戴いて結構であるが、その評価は内容や表現などの点より見て総合的になされる。自分が研究してきた思想と仏教の教理とを比較するようなテーマでもかまわない。ただし、以前インターネットに記述されていたものをそのまま「小論文」として提出したものやその語尾を替えただけのものが提出されたが、そのようなものは本人の「小論文」とは認められないので評価の対象外となるので、そのようなものは提出しないこと。その「小論文」は自ら調べ、探求し、考察して、論ずるという姿勢で取り組んで戴きたい。 |
オフィスアワー | 水曜日の5時限目に講師室にて受け付けたいと思っているが、オフィースアワーに来られたい方は授業の後にでも連絡し、アポを取っておくこと。 |