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| 科目名 | 現代文学講義1 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 高 榮蘭 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
| 科目群 | 国文学科 | ||||
| 学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業テーマ | 「ベトナム戦争」と文学 |
|---|---|
| 授業のねらい・到達目標 | 1965年は日韓国交正常化の年である。その過程で旧日本帝国時代の植民地支配や戦争の記憶が浮上し、李恢成など在日朝鮮人の書き手に注目が集まる。その一方で、この時期に、たくさんのベトナム従軍記が書かれることになるが、それは、1945年8月15日の敗戦以来初めて、日本のメディアが戦争特派員を派遣し、大々的な「ベトナム戦争」というメディア・イベントを行ったからである。 この授業では1965年から、沖縄返還の年である1972年までのベトナム戦争関連のテクストを取り上げ、同時代の文脈に即した分析・考察を行っていく。この戦争に深いかかわりをもった、ベトナム・アメリカ・韓国の資料なども参照することによって、この戦争が如何に日本の文学や文化と深いかかわりを持っているのかについて議論する予定である。 |
| 授業の方法 | 講義形式で進めるが、適宜視聴覚資料を利用する。テーマの区切り毎に授業内容に関するレビューシートを書いてもらう。 |
| 事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業中に配布する資料を読んでくること。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 | ガイダンス |
| 2 | ベトナム戦争に関する基本的な情報 |
| 3 | ベトナム従軍記を読む(1) |
| 4 | ベトナム従軍記を読む(2) |
| 5 | ベトナム従軍記を読む(3) |
| 6 | ベトナム従軍記を読む(4) |
| 7 | 「べ平連」周辺の書き手について(1) |
| 8 | 「べ平連」周辺の書き手について(2) |
| 9 | 「べ平連」周辺の書き手について(3) |
| 10 | 李恢成『北であれ南であれわが祖国』と芥川賞(1) |
| 11 | 李恢成『北であれ南であれわが祖国』と芥川賞(2) |
| 12 | リービ英雄『星条旗の聞こえない部屋』 |
| 13 | 村上春樹『ノルウェイの森』 |
| 14 | まとめ |
| 15 | まとめ |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | なし。主としてプリントを使用する。 |
| 参考書 | 授業時に適宜指示する。 |
| 成績評価の方法及び基準 | 平常点(40%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(10%) 授業中に課すレビューシートの参加度(内容についての採点を含む)が平常点の基準となる。 |
| オフィスアワー | 開講時に伝える。 |