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科目名 | 英米文学概説1 | ||||
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旧カリキュラム名 | 英米文学概説1 | ||||
教員名 | 野呂 有子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | 英米文学作品を(1)物語構造、(2)登場人物の機能、(3)文学的技巧、(4)文法項目と表現方法の関係性(5)ステレオタイプ、(6)mythmaking,(7)多文化性という七つの観点を中心に比較・考察する。 |
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授業のねらい・到達目標 | N・ForsythはThe Old Enemy-Satan and the Combat Myth (1987)において、古代中近東の神話からキリスト教の中心となるキリストと悪魔の対決までの物語群を、ヒーロー主人公/英雄と敵対者との闘争物語という枠組で比較・検討した。本講座では、このフォーサイスの批評方法を応用して、幾つかの英米文学作品を物語構造と敵役/悪役という観点を中心に据えて、英米文学作品の理解を深める。また、A.R.LeeはMulticultural American Literature(2002)において、従来の「人種」「主流」「中心と周辺」といった価値基準を超えた、多文化的視点に立って、現代および過去の文学全体を見直すべき時代に我々が置かれていることを明らかにしている。本講座ではこのリーの提唱を視野に入れて文学を見直すことも狙いとしている。また、扱う内容は、時事的、時代的要請により変更されることがある。 スタンダードなイギリス文学やアメリカの映画化された作品について概要を理解し、学生が自分にとって興味深いと考えられるものを見つけ出し、それについて自分なりの意見を持ち、さらにその発想を深めて3パラグラフほどの文章にする力を持つことを到達目標である。 |
授業の方法 | 英文のテキストの読解やビデオの鑑賞を行いつつ、必要な資料をもとに、講師が比較・考察する。学生は該当授業で扱われる作品を前もって日本語訳などで読了しておくことが望ましい。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 1.英文テキストに関しては教師が随時部分的に用意する。(学生が自分で原語テキストを用意することは歓迎するが強制はしない。) 2.日本語訳については『シャーロック・ホームズ全集』、『ナルニア国物語』(第1巻~第7巻)を学生各自が該当授業開始以前に読了しておくことが望ましい。参考書その他は教師が授業で適宜指示。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 | William Shakespeare作品-第I部その1 |
3 | William Shakespeare作品-第I部その2 |
4 | John Milton作品ー第一部その1 |
5 | John Milton作品ー第一部その2 |
6 | Andrew Lloyd-Webber, The Phantom of the Opera -第I部その1 |
7 | Andrew Lloyd-Webber, The Phantom of the Opera -第I部その2 |
8 | Andrew Lloyd-Webber, Cats -第I部その1 |
9 | Andrew Lloyd-Webber, Cats -第I部その2 |
10 | C. S. Lewis, The Chronicles of Narnia (1950~57)-第I部その1 |
11 | C. S. Lewis, The Chronicles of Narnia (1950~57)-第I部その2 |
12 | C. S. Lewis, The Chronicles of Narnia (1950~57)-第I部その3 |
13 | 授業内試験 |
14 | これまでの授業内容を基に課題提出 |
15 | これまでの授業内容、授業内試験、及び課題を含めた総まとめ |
その他 | |
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教科書 | 授業で扱う箇所の英文は野呂の方で用意する。 |
参考書 | コナン・ドイル 『シャーロック・ホームズ全集』 特に指定せず C.S.ルイス 『ナルニア国物語(第1巻~第7巻)』 岩波書店 ジュリア・ローゼンブラット&フレドリック・ソネンシュミット 『シャーロック・ホームズとお食事を』 東京堂出版 ニール・フォーサイス 『古代悪魔学―サタンと闘争神話 (ウニベルシタス選書)』 法政大学出版局 2001年 アーサー・ロバート・リー 『多文化アメリカ文学』 冨山房 2009年 参考書の購入も強制ではありません。受講学生が各自の判断で必要だと思ったら購入すれば良いでしょう。地元の図書館等で借り出して読むのでも勿論かまいません。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(40%)、平常点(15%)、レポート(15%)、授業参画度(30%) 出席状況重視、日頃の学習態度重視、日頃の小テスト、リポート、学期末試験結果などのデーターを総合して評価する。 |
オフィスアワー | 野呂研究室にて毎火曜日昼休み |
備考 | 毎回辞書(英和)を携帯すること。 |