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民俗文化論

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科目名 民俗文化論
旧カリキュラム名 民俗文化論
教員名 斎藤 弘美
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 「いのち」と民俗
授業のねらい・到達目標 2011年3月の東日本大震災・福島原発事故以来、「いのち」について考えることが多くなった。
かつての日本人は「いのち」のことをどのように考えていたか。そこから学ぶ「いのち」の意味。
経済発展の影で失われた「いのち」へのまなざしを、民俗学の視点からあらためて問い直してみる。
今、私達が求めている「大切な何か」が見つかるはず。
授業の方法 講義形式で進めるが、講義を聴くことで湧いてきた疑問には
毎回、質問票に答える形で双方向授業を行う。
また、理解を助けるためにビデオやDVDの視聴も適宜入れていく。
自ら調べ、考えることも大切なので、授業の最後にレポートの提出も求める。
授業計画
1 はじめに 〜 「いのち」と民俗学
2 「いのち」の誕生 ~ 出産儀礼
3 魂はどこから? ~ いのちの「循環」について
4 七つまでは神のウチ ~ 七五三は子どものいのちを守る儀式
5 選別された「いのち」・歓迎された「いのち」~ 丙午・双子・福子
6 「いのち」の強化は米と共食 ~ ヒダルガミに打ち勝つために
7 名前と「いのち」~名付け・襲名・魂呼び
8 死をめぐる民俗(1) ~ 日本人は「死」をどのように捉えてきたか
9 死をめぐる民俗(2) ~ 魂のゆくえ
10 墓という装置 ~ 「千の風になって」が流行したわけ
11 お正月は命の更新 ~ お年玉は神様からの贈り物
12 さまざまな「いのち」とともに ~ 共生の民俗
13 講義内容の整理・授業内試験と解説(1)
14 講義内容の整理・授業内試験と解説(2)
15 まとめ ~ 民俗からみた「いのち」と現代
その他
教科書 なし
参考書 必要に応じて授業中に指示、または資料を配布する
成績評価の方法及び基準 平常点(10%)、レポート(35%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(25%)
第13回もしくは第14回に授業内試験を行う
オフィスアワー 非常勤講師室、授業の前後
備考 過去、または今年度に民俗学1または2を受講していることが望ましい

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