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科目名 | 教育学演習3 | ||||
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教員名 | 小野 雅章 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | 教育の歴史から現在の教育を考える1(教育病理現象の歴史的考察) |
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授業のねらい・到達目標 | 「いじめ」。体罰。不登校、学級崩壊、「モンスター・ペアレンツ」、子どもの犯罪、などは、社会問題として、大きく取り上げられる。その問題解決として、伝統の重視、道徳教育の強化や子どもに対する厳しい対応(体罰の是認―石原都知事など)が脚光を浴びるようになる。そこには、現在の教育が過去のそれに比べて、著しく悪化したという前提がある。換言すれば、過去へ回帰すれば、教育は良くなる、というよく解らない認識が一人歩きしているように思われる。 しかし、日本の教育を詳細に調べていくと、少なくとも、1890年代頃から、現在でいうところの教育病理現象が頻発し、新聞報道がなされていることが明らかになる。このことから、歴史上、教育病理現象はどう現れ、それがどのように問題視されたのか、その要因を明らかにして、その結果を現在の教育病理現象と比較検討することが、重要な視点ではないだろうか。本演習では、主として、1890年代~1930年代に新聞紙上など教育ジャーナリズムで取り上げられた「教育病理」現象について、主として新聞を史料にしながら、詳細に検討することにより、現在の教育問題を歴史的視点により考察する場合の方法論の一つを習得するためのものとしたい。 |
授業の方法 | 授業は、新聞や雑誌などの教育ジャーナリズムにおける、「教育病理」現象の報道や論説を調査・調査分析し、それぞれが発表を行い、それをレポートにする作業を行う。詳細については、授業開始後に決定するが、参加者は、各自それぞれの担当について、図書館などで調べてから授業に臨むこと。 |
履修条件 | 同一教員の教育学演習3・4をセットで履修すること |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス(授業の概要) |
2 | 日本における「教育病理」に関する史的考察1―1890年代~1900年代における「教育病理」現象に関する講義 |
3 | 日本における「教育病理」に関する史的考察2―1910年代~1930年代における「教育病理」現象に関する講義 |
4 | 史料と調査方法に関する考察1―史料(新聞報道)に関する講義 |
5 | 史料と調査方法に関する考察2―調査方法・範囲に関する講義 |
6 | 史料の調査1 |
7 | 史料の調査2 |
8 | 史料調査の中間報告 |
9 | 史料の調査3 |
10 | 史料の調査4 |
11 | 中間報告の準備1 |
12 | 中間報告1 |
13 | 中間報告2 |
14 | レポートの作成(図書館などの教室外授業) |
15 | 教育学演習3のまとめ |
その他 | |
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参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(50%)、レポート(30%)、授業参画度(20%) |