文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 物理学科 > 計算物理学
日本大学ロゴ

計算物理学

このページを印刷する

科目名 計算物理学
旧カリキュラム名 計算物理学I(物理)、物理生命シミュレーションII(物理生命)
教員名 大西 楢平
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 物理学科
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 物理学の基礎方程式は主に微分方程式によって与えられているが、非線形性や複雑な相互作用によりほとんどの方程式は解析解が見つからないため解の予測は容易ではない。本講義では基礎方程式の解を数値計算によって求め物理現象の理解を深める。
授業のねらい・到達目標 物理学の基礎方程式を解き現象の理解と予測を行うための数値計算の基礎的な手法を習得する。論理を独自に基礎から組み立てて目的に達するためのプロセスをプログラミングを通して実習し物理系の解法を身に付け物理現象の理解を深めることを目標とする。
授業の方法 解説資料を授業時間内にファイルで配布する。各テーマごとの課題に対してプログラムを作成し計算結果の解釈とグラフ表示する。最も簡単なプログラム言語の一つであるVpythonを用いたプログラミングによる可視化シミュレーションを行う。また各自興味のあるテーマを設定し授業期間内にシミュレーションを完成させる。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業中に課題が終了できない場合は、授業外でもパソコンを使って計算すること。
授業計画
1 計算の基礎と数、関数の復習及びPythonの使い方。
2 可視化。計算結果をグラフで表示する。
3 基礎方程式の数値解法の練習。
4 線形方程式と境界値問題。波動と重ね合わせの原理の理解。
5 非線形方程式1。1変数の微分方程式の積分方法。
6 非線形方程式2。多変数微分方程式の数値計算。
7 ニュートンの運動方程式。運動方程式に適合した数値解法。
8 太陽系1。ケプラーの法則について。
9 太陽系2。小惑星の運動。
10 分子動力学法。
11 電磁気学における電場、磁場の解析。
12 固有値問題の解法。
13 自由テーマの設定とシミュレーション。
14 レポート課題のまとめ。
15 レポート課題の提出。
その他
参考書 大西楢平(著者代表) 『計算物理の世界 (情報フロンティアシリーズ第21巻)』 共立出版 1998年
ハーベイ•ゴールド、ジャン•トボチク(石川•宮島訳) 『計算物理学入門』 ピアソン•エデュケーション 2000年
上坂吉則 『Vpython プログラミング入門』 牧野書店 2011年
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、レポート(80%)
出題した課題のレポートを逐次提出すること。
オフィスアワー 本館2階講師室。

このページのトップ