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総合研究10 (キャリアデザイン2)-企画とプレゼンの実践的研究-

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科目名 総合研究10 (キャリアデザイン2)-企画とプレゼンの実践的研究-
教員名 鬼頭 春樹
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 企画とプレゼンの実践的研究「TV番組の企画をたてよう」
授業のねらい・到達目標 学生諸君が将来どのような進路に進むにしても、自分の意思を課題に沿って明確にし、それを文書にし、かつ口頭で説明するノウハウは必要不可欠です。犬でさえ飼い主に尾っぽをふり、ネコでさえ喉を鳴らすのです。黙っていても君の意思は他者には伝わりません。しかしそのことは何も天才的なヒラメキや、何万時間ものエネルギーを投入する作業を必要とはしません。芸術作品を制作するのではありませんから。この授業ではTVの30分レギュラー番組を想定して、学生諸君に模擬的に企画書を作成し、自らプレゼンテーションをしてもらう過程を通じて、そうしたノウハウを身に付けてもらうことを目指しています。文書作成のひとつをとっても、それなりのルールがあります。口頭でのプレゼンも同様です。学生諸君がそれぞれの個性に沿って企画書を完成させたとき、みなさんは知的な作業を終えたときに誰もが感じる達成感を味わうはずです。それはなしえた者にしか判らない充実のひとときです。是非、参加して下さい。
授業の方法 各自の作成する文書を受講者全員が閲覧できるやり方で進みます。毎回課題を課します。その積み重ねの螺旋状に上り詰めたところにゴールがあります。ですから授業には出席せず、企画書だけ提出して単位を取ることは、まず100%無理です。地道に進む意思があることが前提です。
履修条件 自分でPCのアドレスを持っていることが条件です。添付ファイルでのやりとりが多いため、携帯のメルアドでは役立ちません。ただし家族や友人、あるいは大学のメルアドで恒常的に諸君がアクセスできるものであれば、問題はありません。メルアド個人情報の扱いには十分留意し、第三者に不用意に知られたり、他目的に使用されたりすることのないよう管理には万全の態勢をとります。
授業計画
1 オリエンテーリング①「TVドキュメンタリーは非日常性の発掘です」。NHK特集「皇居」の視聴を中心に私が考える「ドキュメンタリー」を述べます。試験の方法など授業の進め方についても述べます。学生諸君がメルアドレスを登録する方法を述べます。
2 オリエンテーリング②「課題になるドキュメンタリー番組とは」。東大応援部を取り扱った30分番組を見ながら、諸君が課題にする定時番組の内容を理解してもらいます。また「情報番組」との違いについても触れます。
3 番組共通タイトルの考察①。学生諸君が自ら考えた「共通タイトル」(10文字以内)を発表してもらいます。
4 番組共通タイトルの考察②。学生諸君が自ら考えた「共通タイトル」(10文字以内)を発表してもらいます。
5 企画の芽だし①何を取り上げたいかを口頭で述べてもらいます。
6 企画の芽だし②何を取り上げたいかを口頭で述べてもらいます。
7 企画の輪郭決め①(主人公と主要な撮影シーン)
8 企画の輪郭決め②(主人公と主要な撮影シーン)
9 企画の輪郭決め③(主人公と主要な撮影シーン)
10 「企画書」添削①
11 「企画書」添削②
12 「企画書」添削③
13 参加学生諸君の「企画書プレゼン」①(試験)
14 参加学生諸君の「企画書プレゼン」②(試験)
15 講評(「企画書プレゼン」③(試験)予備日)
その他
教科書 残念ながら世に出ている「企画」「プレゼン」の本の100%は広告代理店筋のもので、今回は役立ちません。
成績評価の方法及び基準 試験(100%)
試験のうち、最終的に各自が作成した①「企画書」の内容、②プレゼンテーション能力を7対3の割合で加味します。
備考 将来的には優れた企画については、実際にCSチャンネルに「定時枠」を設け、そこで実現する方向を考えています。その際、学生諸君は企画者としてエンドクレジットに名前がのり、わずかながら企画料を得ることになります。ただし実現までにはまだ「工作期間」が必要です。

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