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科目名 | 社会学入門1 | ||||
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教員名 | 久保田 裕之 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | 大学での勉強の仕方、とりわけ、社会学の文献の読み方とレポートの書き方を身につける |
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授業のねらい・到達目標 | 大学では成績評価の方法として、試験のみならずレポート(小論文)の提出を求められることがある。また、最終的には多くの学生が卒業論文を執筆することになるため、初年度からきちんとしたレポートの書き方を知り、訓練を始めることは、これから4年間の大学生活で効率よく単位を取っていく上でも、やがて卒業論文を書くうえでも重要である。また、就職したあと仕事で報告書や企画書を書くうえでも役立つだろう。 この授業では、基本的なレポートの書き方から始め、短いパラグラフ(段落)の執筆、問いの立て方、論証の方法などを学びながら、最終的に4頁程度のミニレポート(A4で2頁程度)を完成させることを目指す。同時にまた、社会学の教科書を用いながら、論文や文献の読み方、授業でのノートの取り方、図書館の使い方、レジュメ(要約)の作り方など、大学で学ぶ上で重要だと思われるいくつかの技術を身につけることを目的とする。 |
授業の方法 | 講義をはさみながら、毎回4人程度のグループを組んでの演習形式で行う。具体的な訓練が目的である以上、毎回ごく簡単な宿題を出すので忘れずに準備してくること。 |
履修条件 | ガイダンス時に時間割指定された社会学科1年生 |
授業計画 | |
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1 | 授業ガイダンス:講義の聴き方とノートのとり方を学ぼう |
2 | 基本概念の解説:お試しレポートを書いてみよう |
3 | 文献を読む(1):本や教科書を読んでみよう |
4 | 文献を読む(2):作業をしながら読んでいこう |
5 | レジュメを作る(1):議論の骨組みに気をつけよう |
6 | レジュメを作る(2):論証の構造に注意しよう |
7 | 文献を探す(1):図書館の使い方を覚えよう |
8 | 文献を探す(2):データベースの使い方を覚えよう |
9 | 問いを立てる(1): 問いの種類と答え方を覚えよう |
10 | 問いを立てる(2): 問いの立て方のミスに注意しよう |
11 | パラグラフを書く(1):トピック・センテンスから書いてみよう |
12 | パラグラフを書く(2):論理ミスの形式に注意しよう |
13 | ミニレポートを書く(1):パラグラフ・ライティングを身につけよう |
14 | ミニレポートを書く(2):問いと主張と論証を一貫させよう |
15 | まとめ:ミニレポート総評 |
その他 | |
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教科書 | 戸田山和久 『新版 論文の教室』 NHK出版会(定価1,260円) 2012年 松田健 『テキスト現代社会学 第2版 (MINERVA TEXT LIBRARY)』 ミネルヴァ書房(定価2,940円) 2008年 第2版 レポートの書き方に関する教科書を一冊と、社会学の入門書一冊を指定しておく。どちらも、卒業まで使用する基本的な教科書なので、初回の授業までに入手しておくこと。ネットなどで古本を購入してもかまわないが、その場合は版の新しさに注意すること。 |
参考書 | 見田宗介 『社会学入門』 岩波新書 2006年 奥村隆編 『社会学に何ができるか』 八千代出版 1997年 稲葉振一郎 『社会学入門――“多元化する時代”をどう捉えるか』 NHK出版会 2009年 授業ではあくまで入門書を用いるが、社会学に興味を持った人のために、別の教科書もいくつか挙げておく。購入する必要はないが、社会学という学問の面白さや特徴、方法論について詳しく勉強するのに役立つだろう。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 学期末に提出するミニレポート(A4で2頁程度)50%、および、授業参加(出席+リアクションペーパー)50%をもとに総合的に評価する。グループワークにおける学生同士の相互評価も取り入れる予定である。詳細は初回ガイダンスで確認すること。 |
オフィスアワー | 初回の授業ガイダンスで指示する。 |