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社会学入門2

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科目名 社会学入門2
教員名 久保田 裕之
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ 大学での勉強の仕方、とりわけ、社会学におけるプレゼンテーションとディスカッションの仕方を身につける
授業のねらい・到達目標 大学では筆記試験やレポートの他に、グループや個人での口頭発表(プレゼンテーション)を行い、授業の中で討議(ディスカッション)を行うことがある。こうした技術は、2年次の社会学演習や、3年次以降のゼミナールで必要になるだけでなく、就職活動における集団面接やプレゼンテーションの能力とも深く関わってくる。
この授業では、説得的コミュニケーションや討議の枠組みについて基本的な事柄を学ぶとともに、最も一般的なプレゼンテーション・ツールである Microsoft Power Pointの操作方法を身につけ、具体的な口頭発表と質疑応答を行う技術を習得し、批判的で建設的な討論ができるようになることを目的とする。
授業の方法 講義をはさみながら、毎回4人程度のグループを組んでの演習形式で行う。具体的な訓練が目的である以上、毎回ごく簡単な宿題を出すので忘れずに準備してくること。
履修条件 ガイダンス時に時間割指定された社会学科1年生
授業計画
1 授業ガイダンス:自分の意見を発表して議論するということ
2 基本概念の解説(1):説得的コミュニケーションと学術的討議
3 基本概念の解説(2): プレゼンテーションの基礎
4 スライドの作成(1):「三分割」の法則
5 スライドの作成(2):詰め込み過ぎないという鉄則
6 グループ発表会(1):人のプレゼンを見て考える
7 グループ発表会(2):演劇としてのプレゼンテーション
8 質疑応答(1):質問の種類と作法
9 質疑応答(2):討議の論理学
10 ゼミでの討議(1):討議の論理構造
11 ゼミでの討議(2):建設的な批判と代替案に向けて
12 個人発表会(1)(報告7分+質疑5分)
13 個人発表会(2)(報告7分+質疑5分)
14 個人発表会(3)(報告7分+質疑5分)
15 まとめ:個人研究発表総評
その他
教科書 長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志 『社会学 (New Liberal Arts Selection)』 有斐閣(定価3,675円) 2007年
ロバート・R・H・アンホルト 『理系のための口頭発表術――聴衆を魅了する20の原則』 講談社ブルーバックス(定価924円) 2008年
プレゼンテーションに関する教科書を一冊と、社会学の入門書一冊を指定しておく。どちらも、卒業まで使用する基本的な教科書なので、初回の授業までに入手しておくこと。ネットなどで古本を購入してもかまわないが、その場合は版の新しさに注意すること。
参考書 ピーター・バーガー 『普及版 社会学への招待』 新思索社 2007年
竹内洋 『社会学の名著30』 筑摩新書 2008年
佐藤俊樹 『社会学の方法-その歴史と構造 (叢書・現代社会学)』 ミネルヴァ書房 2011年
授業ではあくまで入門書を用いるが、社会学に興味を持った人のために、別の教科書もいくつか挙げておく。購入する必要はないが、社会学という学問の面白さや特徴、方法論について詳しく勉強するのに役立つだろう。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
学期末の口頭発表(10分程度)50%、および、授業参加(出席+リアクションペーパー)50%、をもとに総合的に評価する。グループワークにおける学生同士の相互評価も取り入れる予定である。詳細は初回ガイダンスで確認すること。
オフィスアワー 初回の授業ガイダンスで指示する。

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