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科目名 | 演劇論 | ||||
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教員名 | 稲葉 明子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 民間叙事詩の構造からその演劇性を考える |
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授業のねらい・到達目標 | 民間叙事詩の構造に具体的に触れ、オングの指摘する“声の文化”的発想と私たちの発想の差を想像する。 |
授業の方法 | 漢末から六朝の頃の民間叙事詩と考えられる所謂『孔雀東南飛』を漢文訓読を用いて読み通すとともに、毎回さまざまな事象を紹介し、それらについて諸君自身のコメントを求める。対象の特徴をすばやくつかみ、先入観で曇らせることなくデータを蓄積する作業を試みてほしい。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 「演劇」とは何であろう?時代や文化背景が異なれば、笑いや感動のツボも異なる。この授業で見る素材は、我々が見ても必ずしも面白くはない。しかし、未知の文化を観察する科学的態度で臨めば、知的好奇心は満たされるかもしれない。同じ地球上に住みながら、同じ人間でありながら、目の前にいる人が自分と同じ発想で暮らしているとは限らない。対象を客体化して眺めることにより、諸君自身をも客体化して眺めてみてほしい。 素材として、適宜以下の素材を紹介する。 ・京劇・地方戯の型。 ・儀式儀礼芸能の演劇性(追儺・神楽・獅子舞等)。 ・口承文芸と演劇(中国影戯)。 ・アジアの伝統芸能とグローバル化(インド・ブータン・韓国等)。 一つ一つの素材について、暗記や発展的な探求は求めない。授業内試験(最終授業時)で求められるのは、「何を見たか?」程度である。素材を正確に捉え、思考の基礎となる論点を明確にするスタンスを問う。また毎回漢文書き下しと訓点付けの課題提出を求める。 |
授業計画 |
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その他 | |
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教科書 | プリントを配布 |
参考書 | 田仲一成 『 中国演劇史』 東京大学出版会 1998年 参考書は授業では用いない。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(30%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(20%) 専門知識・中国語能力は必要ない。指定した課題提出を謙虚に積み重ねてほしい。 |
オフィスアワー | 質問は授業の前後で対応。やむをえない欠席時の対処といった事務連絡はchinaba00-2013にアットマークとyahoo.co.jpをつけて送ってください。 |