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基礎演習2

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科目名 基礎演習2
教員名 伊藤 雅光
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ J-POPの歌詞の語彙と文体を分析する。
授業のねらい・到達目標 (1) パソコンによる計量言語学の分析方法を体得する。
(2) 「タグ付きコーパス」と「グラフ」と「語彙表」をパソコンで作成できるようになること。
(3) テキストのなかの文節と自立語の認定の仕方を正しくできるようになること。
(4) 自立語の品詞と語種の認定の仕方を正しくできるようになること。
(5) 「ワードプロセッサー・Word」と「表計算ソフト・Excel」のさまざまな機能が使えるようになること。
(6) 以上の技術と知識を受講者各自のレポートや論文の作成に応用できるようになること。
授業の方法 J−pop(松任谷由実など)で使われている単語の品詞と語種を分析することを通して、パソコンの日本語研究への利用の仕方について指導しいく。パソコン実習を中心にして、関連する講義もまじえて進めていく。パソコンの初心者向けの内容となっているで、気軽に参加してみてください。
履修条件 受講希望者は、ガイダンス時に受講申込用紙を受け取り、必要事項を記入の上、4月5日(金)17時50分までに国文学科事務室に提出すること(人数調整を行う)。受講許可は4月9日(火)8時50分頃、国文学科掲示板に示す。
授業計画
1 授業ガイダンス、タッチメソッドの練習、「海を見ていた午後」の品詞分解演習を行う。
2 「あの日にかえりたい」と「中央フリーウェイ」の品詞分解演習を行う。
3 ワープロで「海を見ていた午後」の入力と加工をする1
4 ワープロで「海を見ていた午後」の入力と加工をする2
5 ワープロとタギングプログラムで「あの日にかえりたい」の入力と加工をする。
6 ワープロとタギングプログラムで「あの日にかえりたい」の入力と加工をする。
7 (1) Excelで頻度順の語彙表を作成する2
(2) ワープロとタギングプログラムで「中央フリーウェイ」の入力と加工をする。
8 ワープロとタギングプログラムで「ESPER」の入力と加工をする。
9 「中央フリーウェイ」と「ESPER」を統合して、「現在進行型」のタイニーコーパスを作成し、Excelで頻度順の語彙表を作成する。
10 Excelで「過去未練型」と「現在進行型」の対照語彙表を作成する。
11 Excelで「過去未練型」と「現在進行型」のデジタル構造語彙表を作成する。
12 Excelで「過去未練型」と「現在進行型」のデジタル構造度数分布表を作成する。
13 構造語彙表から基本語彙と特徴語彙の判定法を体得するための講義をする。
14 歌詞自動生成のワークショップを行う。
15 まとめ
その他
教科書 伊藤雅光 『J-POP言語学ゼミナール』 自家版 2013年 第1版
教科書の販売は開講時に教室で行う。教科書販売所では扱っていない。
参考書 伊藤雅光 『計量言語学入門』 大修館書店 2002年 第3版
計量国語学会 『計量国語学事典』 朝倉書店 2009年 第2版
林大ほか 『図説・日本語-グラフで見ることばの姿』 角川書店 1982年
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、作業点(40%)
。出席は厳密にとり、出席が2/3に満たない場合は評価の対象外とする。遅刻2回で欠席1回に換算する。欠席の回数は作業点40%からの減点という形で反映されることになる。 

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