美学史１

授業テーマ	「美の哲学」としての「美学」の源流を学ぶー古代中世美学において
授業のねらい・到達目標	前期は古代ギリシャ哲学に始まり中世キリスト教及びルネサンスに至るまでの哲学的宗教的な「美」の基本的概念やその理論を学ぶ。
授業の方法	主に講義形態をとるが、一方通行にならないようリアクションペーパーは随時利用したい。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	古代中世における「美」の思想では、プラトン主義的哲学やその影響を受けた振プラトン主義思想及びキリスト教哲学の思想が基軸となるので、関心を深めておくためにプラトンやその系列の思想の関連文献を読んでおくのが望ましい。

授業計画
1	「美学/Aesthetics」の起源としての「感性/aisthesis」の概念
2	「美学」のテーマ＜美と芸術＞に対する古代哲学の問い
3	古典古代とはどのような価値意識をもっていたのか・・・俯瞰図
4	「美」の概念に関わる形而上学的思索の始まり
5	詩人と哲学者・・・芸術と思索
6	詩と音楽と美
7	「美の哲学」の源流としてのプラトン①・・・「美」の概念
8	「美の哲学」の源流としてのプラトン②・・・エロース論
9	「美の哲学」の源流としてのプラトン③・・・「美」と超越
10	新プラトン主義の美学①
11	新プラトン主義の美学②
12	中世キリスト教哲学の美学①
13	中世キリスト教哲学の美学②
14	ルネサンスの哲学と美学
15	後期授業への架橋〜「美」と「芸術」の接点

その他
教科書	なし
参考書	佐々木健一『美学辞典』東大出版会今道友信（編）『講座　美学　vol１～５』東大出版会竹内敏雄（編）『美学事典（増補版）』弘文堂その他の参考書は教室にて紹介します。
成績評価の方法及び基準	試験(70%)、平常点(10%)、リアクションペーパー(20%)
オフィスアワー	月曜日2限の前の時間帯。