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西洋史特講8

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科目名 西洋史特講8
旧カリキュラム名 西洋史特講8
教員名 髙草木 邦人
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ ルーマニア共産党政権をめぐる歴史と記憶
授業のねらい・到達目標 近年、ルーマニアでは、共産党政権時代の評価をめぐって論争が生じています。それは、共産党政権時代を「逸脱した歴史」ととらえて、その犯罪性を糾弾するだけでなく、その犯罪の責任を誰が負うべきなのか、ということにも及んでいます。また、このような論争の中では、共産党が達成した様々な成果や経験は忘却される傾向があり、それ故に、その歴史認識が問題視されています。本講義では、このような歴史問題を取り上げることで、「歴史を学ぶこと」と「歴史を教えること」の意味を学習していきます。
授業の方法 当日に配布するプリントや映像資料などを利用しながら、基本的に講義形式をとりますが、第6回と第12回に授業内レポートを課する予定です。なお、受講者の人数とその理解度に応じて、下記の授業計画を若干変更することがあります。
履修条件 特になし
事前学修・事後学修,授業計画コメント 下記に指定している事前学習用の教科書、および参考書を読み、知識を蓄えておいてください。
授業計画
1 ガイダンス
2 両大戦間期のルーマニア
3 第二次世界大戦とルーマニア
4 第二次世界大戦後のルーマニア ①デジの時代
5 第二次世界大戦後のルーマニア ②チャウシェスクの時代
6 第2回から第5回までのまとめと授業内レポート
7 チェウシェスク時代の崩壊
8 共産主義独裁に関する研究の大統領委員会
9 共産党政権時代に対するイメージ ①研究書
10 共産党政権時代に対するイメージ ②教科書
11 共産党政権時代に対するイメージ ③博物館
12 第8回から第11回までのまとめと授業内レポート
13 授業内テストと解説
14 自宅学習
15 本講義のまとめ
その他
教科書 ジョルジュ・カステラン(萩原直 訳) 『ルーマニア史 (文庫クセジュ)』 白水社 1993年
上記の教科書は事前学習用の教科書です。教科書に書かれていることを前提に講義を進めるので、事前に読んでおいてください。講義では、各回に配布する資料をもとに授業をおこないます。
参考書 伊東孝之・直野敦・萩原直・南塚信吾・柴宜弘 『東欧を知る事典』 平凡社 2001年 第新訂増補版
ジョルジュ・カステラン(萩原直 訳) 『バルカン世界―火薬庫か平和地帯か (叢書東欧)』 彩流社 2000年
上記教科書とあわせて読むとルーマニア史だけでなく、バルカン全体の知識も獲得でき、よりマクロな視点で理解することが可能となります。
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、レポート(40%)
オフィスアワー 開講時に指示します。

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