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科目名 | 日本史特講8 | ||||
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旧カリキュラム名 | 日本史特講8 | ||||
教員名 | 霜村 光寿 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 近代日本の憲法思想―金森徳次郎を中心に― |
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授業のねらい・到達目標 | 近年の政治状況で注目される事柄に、憲法問題がある。国家の基本法たる憲法の歴史を考察することは、日本近現代史を検討する上で重要な課題である。現時的な憲法問題は、その原点は日本国憲法の制定にあるが、日本国憲法が大日本帝国憲法を改正したものであるため、その理解には戦前の分析も必要である。戦後、第一次吉田茂内閣で憲法担当大臣として活躍した金森徳次郎の憲法思想を、戦前・戦後通じて読み解き、近代日本の憲法運用のあり方を考察することで、歴史的思考方法の習得を目指す。 |
授業の方法 | 配布プリントを用いた講義形式。各回とも、出席票の裏に授業の感想、質問を記入し提出。憲法に関するアンケートを取る場合がある。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 本講義はあくまでも歴史的に憲法を読み解くことに主眼を置いているため、授業内で現時的な問題については基本的には触れないが、現在の憲法に関する事項をはじめ、政治状況について関心を持つことは必要である。個人の意見を持ちつつ、歴史的に検討した結果、自己の意見がどのような点に影響されたかなど分析できるようになることが望ましい。なお、授業計画は変更となる場合がある。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス(授業内容および注意事項の説明) |
2 | 近代日本憲法史研究序説―歴史学的手法による憲法の検討― |
3 | 憲法思想分析の枠組み |
4 | 明治期日本における法学教育概観 |
5 | 緊急勅令の運用の実態 |
6 | 大臣輔弼制―統帥権を中心に― |
7 | 国体論―天皇機関説事件を中心に― |
8 | 昭和10年代における憲法論 |
9 | 敗戦から「憲法改正草案要綱」へ |
10 | 「憲法改正草案要綱」から「帝国憲法改正案」へ |
11 | 第90回帝国議会における日本国憲法の審議 |
12 | 日本国憲法施行後の憲法論 |
13 | 授業内試験と解説(1) |
14 | 授業内試験と解説(2) |
15 | 講義内容の補足・まとめ |
その他 | |
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教科書 | プリント配布。 |
参考書 | 授業の中で適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、平常点(50%) 平常点は、出席票で評価(出席票裏に記入する内容も含む)。試験は第13回もしくは第14回の授業時に行う。 |
オフィスアワー | 初回ガイダンス時に通知。 |
備考 | 私語など他の学生の迷惑となる行為は厳禁。 |