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記号と文化

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科目名 記号と文化
教員名 宮内 淳子
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 日本の近代詩や童話を取り上げ、文化の中のことばのあり方や、詩的言語が、意味づけられた記号の世界をどう新しい表現に変えてゆくかを見てゆく。具体的にことばと取り組み、記号と文化について考える。
授業のねらい・到達目標 日常的世界を構成する記号の機能を理解した上で、それを組みかえた詩的言語の持つ創造性を実感し、ことばについての理解を深める。さらに、詩的言語をモデルに学んだことをさまざまなジャンルに波及させ、文化について柔軟な思考ができるようにする。
授業の方法 取り上げるテキストは、授業の始めにプリントで配布する。長いものは前もって配布する。同時に記号と文化をめぐる理論を紹介してゆくので、それを参考にしながらテキストを読み解く。講義形式であるが、随時、意見や感想を求める。多人数でそれができない場合は、リアクションペーパーに意見を記入してもらう。どちらにしても、積極的に授業に参加する姿勢で臨んでほしい。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 講義内で配布するプリントは、「記号と文化」に関する理論及び詩・童話・小説といった文学作品等、枚数が多い。それらをすべて読まなくては、講義の内容が理解できない。また、講義の最後に、毎回リアクションペーパーの記入を求める。この講義では、このように、読むことと書くことが大きなウエイトを占める。その点を了解しておくこと。講義を取ろうと考えている学生はガイダンスを受け、興味が持てるかどうか、よく考えてから決めてほしい。
授業計画
1 ガイダンス・記号と文化に関する文献の紹介
2 柏葉幸子「仁王小路の鬼」
3 谷川俊太郎『ことばあそびうた』
4 高野文子『絶対安全剃刀』(漫画)
5 中原中也・金子光晴の詩
6 宮沢賢治「水仙月の四日」
7 宮沢賢治『春と修羅』
8 「白雪姫」
9 伊東静雄「水中花」
10 中島敦「文字禍」①
11 中島敦「文字禍」②
12 川上弘美「神様」
13 寺山修司の短歌
14 理解度の確認
15 試験の解説と補足
その他
教科書 なし
参考書 池上嘉彦 『詩学と文化記号論』 筑摩書房 1983年
その他、授業中に随時、紹介します。
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、平常点(50%)
5回以上欠席した場合は試験を受けても採点対象としません。もちろん、出席をクリアすればいいというのでもありません。試験成績60点以上が合格です。以上、どのような例外も認めません。
オフィスアワー 本授業終了後、本館2階の講師室にて20分間。また、授業内で配布するリアクションペーパーに質問事項を書いておいてくれれば、次回の授業で回答します。

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