検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れて、検索してください。

| 科目名 | ドイツ文学専門講義3 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 中野 有希子 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | ドイツ文学科 | ||||
| 学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業テーマ | ホロコーストの文学的形象化 |
|---|---|
| 授業のねらい・到達目標 | ナチズムによるユダヤ人大量虐殺のような凄惨なできごとは、語り継がれなければならない一方で、その言語を絶する現実を形象化するには非常な困難が伴うとされています。授業ではW.G.ゼーバルトの『移民たち』における語りの手法の分析することで、戦後のドイツ人作家であるゼーバルトがいかにこの難問に取り組んだのかを考えます。 |
| 授業の方法 | 毎回講義形式で授業をします。配布された資料や指示された文献は必ず目を通し、授業に持参してください。最初の5回はドイツ文学とも深いかかわりのあるユダヤ人の歩みとホロコースト(ナチズムによるユダヤ人の迫害)について解説します。後者については、この出来事がたとえば映画ではどのように扱われ、描かれているのかを、実際に映像を見て考えます。その間に、1944年にドイツに生まれた作家ゼーバルトの長編小説『移民たち』(邦訳)を必ず読んでおいてください。6回目以降の授業では、作品を通じてゼーバルトがどのようにホロコーストを語ろうとしているのかを考えます。研究者たちによる作品論にも適宜言及しますが、それら文献の立ち位置や解釈が、自分のそれとはどういった点が違うのか、あるいはどこに賛同できるのかという積極的な読み方をするようにしてください。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 | ガイダンス |
| 2 | ユダヤ人の歴史 |
| 3 | ホロコースト① |
| 4 | ホロコースト② |
| 5 | 戦後のドイツ |
| 6 | W. G. ゼーバルトについて |
| 7 | 『移民たち』① |
| 8 | 『移民たち』② |
| 9 | 『移民たち』③ |
| 10 | 『移民たち』④ |
| 11 | 『移民たち』⑤ |
| 12 | 『移民たち』⑥ |
| 13 | 『移民たち』⑦ |
| 14 | 予備日 |
| 15 | 総括 |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | なし。必要に応じて授業時に指示、またはプリントで配布する。 |
| 参考書 | 必要に応じて授業時に指示する。 |
| 成績評価の方法及び基準 | 平常点(20%)、レポート(60%)、授業参画度(20%) |
| オフィスアワー | 授業内でE-mailアドレスを伝えるので、そちらに連絡してください。 |