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科目名 | 実証・応用特殊研究1 | ||||
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旧カリキュラム名 | 実証・応用特殊研究1 | ||||
教員名 | 境 新一 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | ネットワークと組織の学際的研究。本講義は、ネットワークと組織に焦点をあて、その構造、機能、役割を分析・考察することを目的とします。その際、今日の組織を取り巻く外部環境を踏まえて、特に経済学、経営学、社会学、法学などの学際的な視点を中心に、理論と事例の両面から検証します。また、産業構造や経営実態にあわせて、産業連携・クラスター化、組織間関係論の理論に焦点をあてます。具体的には、農商工連携(6次産業化)、企業間関係(企業紐帯)、地域活性化、商店街再生、着地型観光、地域政策(まちづくり)、プロデューサー育成に関する事例をとりあげます。なお、研究成果を論文にまとめる技法についても言及します。 |
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授業のねらい・到達目標 | ネットワークと組織の関係、その意義を十分に理解し、各自が実際にネットワークを構築する基礎を養えます。 |
授業の方法 | 講義形式で進めますが、配布資料、映像資料、事例研究(ケーススタディ)を交えます。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 予習・復習とも教科書を各自で十分に読み込むことが必要です。 |
授業計画 | |
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1 | はじめに 社会科学の理論と実証、知の技法(課題設定から論文作成まで) |
2 | ネットワークと組織、実態と制度、学際的な分析視点(経済学、経営学、社会学、法学)、ネットワーク組織と官僚組織 |
3 | 外部環境 少子高齢化、コミュニティ崩壊、経済主体(生産者・消費者・行政)劣化、環境問題、プロデュース人材の不足 |
4 | 産業構造の変化、産業連携・クラスター化、組織間関係、社会ネットワークと様態(ローカル、グローバル、グローカル) |
5 | 分析視点1 経済学の視点 市場、産業連携・クラスター化、農商工連携・6次産業化 |
6 | 分析視点2 経営学の視点 会社、所有と経営の分離、組織と管理、意思決定 |
7 | 分析視点3 法学の視点 法人概念、企業法(民商法など)、契約概念、利益の調整 |
8 | 分析視点4 社会学の視点 社会の構造と機能、社会ネットワーク、人脈 |
9 | 分析対象1 公企業 国、地方公共団体、社団法人/財団法人(公益、一般)ほか |
10 | 分析対象2 私企業 株式会社、合同会社(LLC)、社会的企業ほか |
11 | 分析対象3 商店街・コミュニティ再生、地域政策、観光、企業/大学城下町構想 |
12 | 分析対象4 農商工連携、6次産業化、総合産業のプロデュース、人材育成 |
13 | 地域の事例研究1 東京都の地域・商店街 |
14 | 地域の事例研究2 東京都の大学と行政 |
15 | 全体総括 |
その他 | |
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教科書 | 境新一 『『アグリ・ベンチャー / 新たな農業をプロデュースする』』 中央経済社 2013年 |
参考書 | 境新一 『『企業紐帯と業績の研究―組織間関係の理論と実証―』』 文眞堂 2009年 第2版 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(40%)、レポート(40%)、授業参画度(20%) |
オフィスアワー | 水曜日 |
備考 | 学生諸君には、主体的、積極的な講義参加を期待します。 |