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科目名 | 社会変動の社会学2 | ||||
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旧カリキュラム名 | 社会変動の社会学2 | ||||
教員名 | 松橋 達矢 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 「過去」とのかかわりから社会変動を考える:「歴史社会学」の論理と方法 |
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授業のねらい・到達目標 | 近代社会の成立とともに誕生した「近代の学」としての社会学は、前近代との比較のもとでその特質を解明するものである以上、これまで常に歴史に基礎をおき、また歴史を志向する営みとしてあった。本講義では、 1970年代以降にアメリカ、ヨーロッパ、そして日本において大きなインパクトを残し、近年においても様々な研究成果を産出する「中・長期間にわたる社会変動論」としての歴史社会学の特徴を学びつつ(前半)、その具体的な分析のあり方について近代・現代日本社会(東京などを事例)における社会変動の様々な趨勢やその構造的特質について、主に「外国」ならびに「天皇制」との関係から理解することを目的としている(後半)。人間や社会の現在が過去によって規定されつつ、同時に過去を構成する再帰的な営みに目を向けることを通じて、近代・現代日本の社会変動の論理と実際について考えを深めていくことが目標となる。 |
授業の方法 | パワーポイントを用いての講義形式で行う。なお授業では、各テーマに応じた写真や映像を用いるとともに、コメントシートなどを通じて可能な限り双方向的な遣り取りを心がける。 |
履修条件 | 特になし。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業計画は進行の度合いや内容の多寡によって前後することがある。 なお、高校の「日本史」「政治・経済」「現代社会」の教科書を事前に読んだ上で、新聞やニュース等に目を通しておくと、講義の理解を助ける。 |
授業計画 | |
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1 | イントロダクション:「歴史社会学」という作法 |
2 | 歴史社会学の起源(1):マックス・ヴェーバーによる比較歴史社会学 |
3 | 歴史社会学の起源(2):社会進化論と発展段階論再考① |
4 | 歴史社会学の起源(3):社会進化論と発展段階論再考② |
5 |
近代化論から歴史社会学へ(1): 「日本」/「東洋」へのまなざしの変遷と近代化論への「比較」という回路の挿入 |
6 | 近代化論から歴史社会学へ(2):「日本」/「東洋」へのまなざしの変化と歴史社会学への道標 |
7 | 近代化論から歴史社会学へ(3)―社会学的想像力から歴史社会学へ |
8 | 近代化論から歴史社会学へ(4)―日本における歴史社会学の定着 |
9 |
「歴史社会学」と「歴史の社会学」のあいだ(1): 編成原理としての「天皇制」と「外国」からみた「日本」①(東京駅) |
10 |
「歴史社会学」と「歴史の社会学」のあいだ(2): 編成原理としての「天皇制」と「外国」からみた「日本」②(「博覧会」と上野) |
11 |
「歴史社会学」と「歴史の社会学」のあいだ(3): 編成原理としての「天皇制」と「外国」からみた「日本」③(「御用達」と「舶来品」から見た銀座) |
12 |
「歴史社会学」と「歴史の社会学」のあいだ(4): 編成原理としての「天皇制」と「外国」からみた「日本」④(景観論争から見た「丸の内」) |
13 | 歴史社会学ならびに日本の社会変動をめぐる重要事項の確認 |
14 | 課外学習:身のまわりの出来事から日本の社会変動を考える |
15 | まとめ:社会変動の趨勢から「日本」を考える |
その他 | |
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教科書 | 松橋達矢 『モダン東京の歴史社会学』 ミネルヴァ書房 2012年 |
参考書 | 授業中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(20%)、レポート(30%)、授業内テスト(50%) 平常点は、出席状況およびコメントシートの内容から評価する。 |
オフィスアワー | 授業時に指示する。 |