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情報メディア特殊研究

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科目名 情報メディア特殊研究
教員名 霜鳥 秀雄
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 昭和史証言・テレビドキュメンタリー番組からの考察
授業のねらい・到達目標 授業では、昭和史の証言記録を素材としたテレビ・ドキュメンタリー番組を視聴し、歴史の証言者たちが私たちに語りかけることへの考察を重ねることによって、”今とこれからの時代・社会”への教訓を導き出すことを主なねらいとします。半期にわたる授業を通して、受講生のみなさんは、時代の波に翻弄されながらも激動の世を生き抜いてきた人たちの証言から、今の時代と社会を的確に読み解き、未来への指針とするヒントを得ることができます。さらに、毎回行うコメント作成で、「書いて伝える」能力を磨くことができます。
授業の方法 授業では、当日扱う番組の概略とその時代背景などを簡単に紹介した後、番組を視聴します。視聴後、内容について解説するとともに、「制作者からのメッセージは何であったのか」、「個々の証言者が伝えたかったこと」などを軸に、受講生のみなさんと感想や意見を交換しながら番組の検証を進めていきます。その上で、受講生のみなさんには、番組についてのご自分の意見を3~5行程度にまとめて提出してもらいます。次週配布のプリントで、受講生のコメントの中から、何人かの方のコメントをご紹介するなどして、さらに考察を重ねてもらいます。
履修条件 特にありません。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学習について: 視聴する番組の概略については、予めプリントでお渡ししますので、番組内容について予習をしてから、授業に臨むようにしてください。
授業計画について: 授業では、30~50分程度の番組を視聴しますので、極力遅刻をしないようにしてください。番組を正しく理解するために、番組の冒頭から視聴することを励行してください。授業で視聴する番組は、NHKスペシャル、NHK証言記録「市民たちの戦争」などから選びました。授業計画欄には、各回の視聴予定番組をお示ししてありますが、2015 年度に放送される直近の番組についても、より適切な教材と思われる番組があれば、積極的に取り入れる予定です。
授業計画
1 ガイダンス、授業の進め方、ドキュメンタリー番組の見方
2 「映像で綴る昭和史(昭和元~16年)」視聴、内容についての解説と検証、感想と意見交換、コメント作成(1)
3 「映像で綴る昭和史(昭和16~20年)」視聴、内容についての解説と検証、感想と意見交換、コメント作成(2)
4 「幻の甲子園~戦時下の球児たち」視聴、内容についての解説と検証、感想と意見交換、コメント作成(3)
5 「雨の神宮外苑~学徒出陣56年目の証言」視聴、内容についての解説と検証、感想と意見交換、コメント作成(4)
6 「海に沈んだ学友たち~沖縄・対馬丸」視聴、内容についての解説と検証、感想と意見交換、コメント作成(5)
7 「試練に耐えた『少軍隊』~宮城・学童集団疎開」視聴、内容についての解説と検証、感想と意見交換、コメント作成(6)
8 「満蒙開拓青少年義勇軍~少年と教師 それぞれの戦争」視聴、内容についての解説と検証、感想と意見交換、コメント作成(7)
9 「戦場になると噂された町~茨城・勝田」視聴、内容についての解説と検証、感想と意見交換、コメント作成(8)
10 「日本人はなぜ戦争への道を選んだのか~外交敗戦・孤立への道」視聴、内容についての解説と検証、感想と意見交換、コメント作成(9)
11 「日本人はなぜ戦争への道を選んだのか~熱狂はこうして作られた」視聴、内容についての解説、感想と意見交換、コメント作成(10)
12 これまで視聴した番組についての「まとめと意見交換」
13 リポート作成(1)
14 リポート作成(2)
15 提出リポートについての講評、補足と総括
その他
教科書 なし。その都度プリントを配布します。
参考書 なし。その都度お知らせします。
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、レポート(20%)、授業参画度(30%)
平常点は毎回提出するリアクションペーパー(主として視聴番組・講義内容に対するコメント)の内容、授業参画度は授業における発言・発表などの積極性、オフィスアワーの活用、出席状況などによって評価します。レポートは、第13回で実施するコラム作成です。
オフィスアワー 開講時に指示します。積極的に活用してください。E-mailによる質問は何時でも可能です。アドレスは開講時にお知らせします。
備考 履修される方は、第1回ガイダンスに極力ご出席ください。やむを得ず出席できない場合は、授業出席者を介して出席表を提出してください。

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