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科目名 | 理論・学説名著講読1 | ||||
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旧カリキュラム名 | 理論・学説名著講読1 | ||||
教員名 | 楠本 修 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 社会学と政策学について考える |
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授業のねらい・到達目標 | 社会学の創始者の一人マックス・ウエーバーは、政策と科学の峻別を説いた。マックス・ウエーバーが学問的態度として説いた「価値自由」の問題は広く誤解されている概念でもある。価値の多様化の中で社会学の貢献が求められているが、「価値自由」の誤読が社会学の活躍を縛っているようにも思える。マックス・ウエーバーが説いたのは、社会学においてはどうしても価値を扱わざるを得ないが、その際に「価値を研究すること」と「自らの価値を前提としているにもかかわらず、科学という名前に隠れながら価値を強制する態度」もしくは「科学の名に隠れて責任を忌避しようとする態度」を徹底して糾弾している。言葉を代えれば政策という形での具体的な社会貢献に関しては非常に強い志向性があったといえる。ウエーバーの政策的な側面はあまり取り上げられることが少ないが、講演録である『職業としての政治』を通読することで、ウエーバーの社会学にたいする考え方と政策に対する考え方を簡明に知ることができる。この原点を踏まえることで、社会学の活用法を考える。 |
授業の方法 | 講演録である『職業としての政治』を通読し、社会学的な方法論としての「価値自由」を理解し、社会学の応用としての「社会政策」の可能性を探る。 |
履修条件 | とくになし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 内容は解説しますので、それほど知識を要求するわけではありません。ただ社会学に対して知的な疑問や刺激を求める学生の積極的な参加を望みます。 |
授業計画 | |
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1 |
初めに:講義の狙いと目的 「職業としての政治」とは |
2 | 「職業としての政治」 ① |
3 | 「職業としての政治」 ② |
4 | 「職業としての政治」 ③ |
5 | 「職業としての政治」 ④ |
6 | 「職業としての政治」 ⑤ |
7 | 「職業としての政治」 ⑥ |
8 | 「職業としての政治」 ⑦ |
9 | 「職業としての政治」 ⑧ |
10 | 「職業としての政治」 ⑨ |
11 | 「職業としての政治」 ⑩ |
12 | 「職業としての政治」 ⑪ |
13 | レポート提出 |
14 | 現代社会における社会学と社会政策① |
15 | 現代社会における社会学と社会政策② |
その他 | |
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教科書 | マックス・ウエーバー 『職業としての政治 (岩波文庫)』 岩波書店 2010年 第51版 ヴェーバーにとっての学問と社会政策の関係を端的に知ることができます。古典中の古典ですがその問題意識は今なお鮮烈です。購入して一冊手元に置いてください。 |
参考書 | マックス・ヴェーバー 『職業としての学問 (岩波文庫)』 岩波書店 2011年 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(60%)、レポート(40%) 授業への参加とレポートで判断します。積極的な参加が評価されます。 |
オフィスアワー | 土曜日9:00から。出講日のみ。 |