検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れて、検索してください。
科目名 | 教育学演習3 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 杉森 知也 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | 「学校支援ボランティア事務局」の企画と運営 |
---|---|
授業のねらい・到達目標 | この授業では、2年次までに習得した教育学研究の基礎的スキルを使いこなしながら、専門論文の読み方を学ぶとともに、教育学の特定の分野や課題について、考察を深めていく。また、次年度の卒業特殊課題(卒業論文ないし卒業研究)の準備として、「教育学基礎論1・2」、「教育学演習1・2」で学んだスキルを使いこなし、自分の研究テーマを決定するための基礎的作業をおこなう。 具体的には、ゼミが運営する学校支援ボランティア事務局の管理・運営をおこなう。「開かれた学校づくり」の実態とその課題について、子ども・保護者・教師・地域の方々等と実際に接しながら考えることで、理論と実践を総合して考える。また、後期におこなう学校関係者評価のために、担当する学校の前年度の報告書を検討するとともに、エスノグラフィーを開始し、学校の実態を把握する。 |
授業の方法 | 授業時間内では、事務局の運営やボランティアへの参加等で得られた知見や課題について意見を交換し、これについて理論的裏づけおこないながら解決していく。また、適宜、子ども・保護者・教師との懇談会や、学校の授業見学などもおこないたい。 なお、授業時間内だけでは、このプロジェクトは完結しない。各自の空き時間を利用して、積極的に参加・協力しあうことを求めたい。 |
履修条件 | 同一教員の教育学演習3・4をセットで履修すること |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業の主体は、本学部の学生が登録する学校支援ボランティア事務局(「この指とまれ☆」)の管理・運営をおこなうことにある。この間、さまざまな課題に直面することが予想されるが、これを学生自ら考え、協力しながら課題を解決していくこと、および来年度に向けてより効率的な運営ができるよう企画をしていくことが、この演習の最大の目的であり意図である。そのためにも、学生の積極的な参加姿勢が求められる。 授業では、1~3回目に演習の進め方、事務局の概要等についてガイダンスをおこなう。また、学内でボランティア登録会を開催するための資料づくりのための勉強会を進める。 4回目からは、学生の登録作業を進め、運営を開始する。ボランティア等をおこなって生じた問題・課題を検討し合うとともに、実践の中で感じたことなどを調査し、これを理論的に裏づけていく作業もおこなう。また、後期に学校関係者評価を実施するので、その準備のために6月頃から担当校の授業見学やボランティア等への参加を通じて学校と深くかかわりつつ、これに関する専門図書を読んで学校関係者評価についての理解を深める。さらに、前年度の報告書などを読み込み、学校ごとの課題を把握する。7月には、エスノグラフィーの途中結果を学校ごとに作成し(報告書)、プレゼンテーションをおこなう。なお、このエスノグラフィーの報告書には、後期で深化する調査の方針を含めて記述する。 |
授業計画 |
---|
その他 | |
---|---|
教科書 | 本田由紀、須藤康介、古市憲寿 『文系でもわかる統計分析』 朝日新聞出版 2012年 |
参考書 | 好井裕明 『「あたりまえ」を疑う社会学 質的調査のセンス』 光文社新書 2006年 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(80%)、レポート(20%) 平常点は、普段の授業の参加姿勢で評価する。レポートは、7月に実施するエスノグラフィーの途中結果と今後の調査方針に関する報告書の質で評価する。 出席状況は、原則としてすべての授業に遅刻せず参加することを求める。遅刻・欠席の場合は、必ず事前に連絡すること。 また、普段の授業のほか、授業時間外の活動への積極的な参加姿勢も評価する。 |
オフィスアワー | 7号館7218研究室。原則として、水曜日の14時以降、木曜日と金曜日の12時以降で、授業や会議等がない時に設定する。その他、必要な連絡等については、メール等でおこなう。 |
備考 | 授業時間以外の空き時間に、各自でボランティアや学校評価をおこなう学校の参観、事務局運営等に積極的に参加することが必要になる授業形態であることを、十分理解してほしい。また、学校現場に多く立ち入ることになり、子ども・教師・地域の方々と接する機会も多く、時には個人情報を扱うこともある。その点でも、自覚と責任感をもって参加してほしい。 なお、学科企画の合同ゼミ発表会等に参加する場合がある。 |