文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 教育学科 > 教育学特殊講義2
日本大学ロゴ

教育学特殊講義2

このページを印刷する

科目名 教育学特殊講義2
教員名 高山 昇
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 授業計画のデザインと実践手法
授業のねらい・到達目標 近年の教育問題の多くは社会問題とのリンクが研究され、既に教育現場の対応だけでは限界があるとの指摘もあります。しかし、実際の授業計画の立案や実践には、まだまだ工夫の余地があるのではないでしょうか。この講座では、学校という場と教師の役割という視点から、学校における学びを考察していきます。ドラマ教育の手法を用いたオープンエンドの学習プログラムを体験し、授業実践に関わる総合的な知識と実践的な手法を身につけることをねらいとします。
授業の方法 講義のほか、教育現場における個別・具体的な問題をテーマとした演習を数多く行います。演習ではグループワーク、プレゼンテーション、アクティングアウト(特定の場面を演じ合ったり、観合ったりする活動)など、ドラマ教育特有のコンベンション(技法・手法)を用います。また、授業と平行してレポートが課題になります。
履修条件 ありません。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 前半は講義、後半は演習を中心に授業を行う予定です。受講前にシラバスを熟読して下さい。講義内容の変更はありませんが、演習内容は受講者の人数や関心事、授業の進行に応じて変更する場合があります。期間中はレポートやプレゼンの課題があります。指定された期日を厳守して、積極的に取り組んで下さい。
授業計画
1 ガイダンス ~学ぶべきことと学び方をめぐって
2 学校という場と役割 ~教師・生徒・保護者・地域の視点から
3 学校における学びとは ~学べることと学ぶべきことの検討
4 ドラマ教育 ~理論と先行実践
5 ドラマ教育の授業デザイン① ~目的と学習構造について
6 ドラマ教育の授業デザイン② ~授業の実施にあたって
7 ドラマ教育の授業デザイン③ ~評価と効果測定について
8 演習① 活動へのレディネス(準備)集団の関係づくり
9 演習② アクティングアウト(演じ合い)の実践
10 演習③ コンベンション(技法・手法)の活用
11 演習④ ~リテイクとリライト(再演と再試行)の意義
12 演習⑤ ~個別・具体的なテーマをどのように扱うか
13 演習内容の総括 ~リフレクション(振り返り)と解説
14 個別課題研究
15 全体総括 ~質疑応答と学習内容の整理・補足
その他
教科書 ありません。必要に応じてプリントを配布します。
参考書 小林 由利子 ほか 『ドラマ教育入門』 図書文化社 2010年 第1版
J.ニーランズ ・ 渡部 淳 『教育方法としてのドラマ』 晩成書房 2010年 第1版
里見 実 『学ぶことを学ぶ』 太郎次郎社 2001年 第1版
渡部 淳 『学びを変えるドラマの手法』 旬報社 2010年 第1版
佐藤 信 ほか 『学校という劇場から』 論創社 2011年 第1版
E.ゴッフマン著 石黒毅訳 『行為と演技 (ゴッフマンの社会学1)』 誠信書房 1989年 第7版
 ※『行為と演技』は既に絶版です。図書館などで検索してください。
成績評価の方法及び基準 平常点(30%)、レポート(40%)、演習(30%)
学習内容の理解と演習の質を重視するため、12回以上の出席を必須とします。出席と演習への参加状況、レポートを総合し、6割以上を合格とします。
オフィスアワー 質問等には授業後、使用教室にて応じます。
備考 授業の開始時刻とレポートの提出締切を厳守してください。

このページのトップ