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科目名 | レクリエーション概論1 | ||||
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教員名 | 澤村 博 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 体育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 時代背景の中でのレジャーを考える |
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授業のねらい・到達目標 | レジャー(Leisure,余暇と訳されている)はラテン語のLicereに由来している.その意味は権力から許可されている行動,状態,意識という意味である.それは許可という範囲内の自由である.英語のライセンス(License)の語源も同様にラテン語のLicereから来て,許可という意味が含まれている. レジャーが社会的に問題として取り上げられはじめたのは20世紀に入ってからである.それまでは「自由」という「ヒマ」は皆無と言って良いほどであった.レジャーが学力上問題視されたのは,ソースティン・ヴェブレン(1957-1929)著「有閑階級の理論」1899出版以降である.彼が本著を著した背景にはランド・グラント・カレッジ(Land-grant Colleges and Universities)運動が起こり,各州に農業・工業の大学,学部が設置され,殖産興業を促進した.その結果,大衆が自由時間という「ヒマ」を手にするようになった.日本はアメリカに遅れること50年,戦後1957年岸内閣のもとで「所得倍増計画」が策定,1961年池田内閣のもと10年間に「国民所得倍増計画」が揚げられ計画以上の成長に至った.1964年東京オリンピックが決定され,その完成に向け公共工事(新幹線,高速道路)が目白押しとなりオリンピック景気に沸いた.その後日本の経済は順調に進み,1980年代後半のバブル景気まで続いた.バブル崩壊後日本はデフレに苦しみ今日に至っている.本講義では、A.トフラー著「第三の波」を基に一般大衆のレジャー問題について文明史論的視点から検証し、レジャー本質の理解を深める. |
授業の方法 | 主として講義で行う. テーマによって3~5名のグループに分け,グループ討議により問題の方向性を明らかにする.その結果に基づいてディベートにまで発展させ問題の本質を明確にする. |
履修条件 | 後期「レクリエーション概論2」を履修すること. |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 | レジャーの語源と意味 |
3 | 古代ギリシャのレジャー |
4 | 中世・近世のレジャー |
5 | 産業革命後のレジャー(日・米) |
6 | 産業革命後のレジャー(日・米) |
7 | 占領下のレジャー |
8 | 現代レジャーの現状 |
9 | レジャー産業 ディズニーランド・ユニバーサルスタジオ・スポーツメーカー・フィットネスクラブ etc. |
10 | レジャーの問題点を考える:戦前の日米 |
11 | レジャーの問題点を考える:戦後の日米 |
12 | ディベート(1) |
13 | ディベート(2) |
14 | ディベート(3) |
15 | 試験・レポート |
その他 | |
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教科書 | 澤村 博/近藤 克之 『これからのレジャー・レクリエーション - 余暇社会に向けて (改訂版)』 弓箭書院 2013年 |
参考書 | A.トフラー 『第三の波』 日本放送出版協会 1980年 その他の著者等は授業中その都度紹介する. |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(30%)、授業参画度(30%)、ワークショップ・ディベート(40%) 総合的に判断する. |
オフィスアワー | 授業後アポイントメントをとる. |
備考 | 授業時間内はNo talk,No drink,No eat. |