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科目名 | 社会心理学特講 | ||||
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旧カリキュラム名 | 社会心理学特講 | ||||
教員名 | 岡 隆 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 社会心理学のトピックス |
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授業のねらい・到達目標 | 社会心理学の主要なトピックス(同調/マスコミ,宣伝,説得/社会的認知/自己正当化/人間の攻撃/偏見/好意,愛,対人感受性)に関して,社会心理学の研究法の理解の上に立って,現在までに欧米を中心にして発展させられてきた主要な理論および発見を学習し,その理論や発見を,現代の日本の現実の諸問題を理解し,解決するために応用する能力を修得することを目標とする. |
授業の方法 | 講義と議論を中心とする.受講生は,講義で学習した理論や発見を,現代の日本の現実の諸問題に応用し,議論する.議論の方法(個人,グループワークなど)は,受講生の人数のいかんによるので,第1回目のガイダンス時に相談して決める. |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 現代の日本の現実の諸問題に対して意識を高め,新聞,テレビ,ネットなどのメディア情報につねに注目しておくこと.これらの諸問題を,この授業で学習した理論や発見と関係づけて考察するように努力すること.教科書を予習して授業に臨むこと.以下の授業計画はおおよその進度を示すものであり,受講生の理解の程度に応じて,変更を伴うことがある. |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 講義:社会心理学とは何か: 一つの定義/異常なことをする人々が必ずしも異常というわけではない |
2 | 講義:同調 |
3 | 議論:同調とは何か/同調を増大させたり減少させたりする変数/所属 対 情報収集/社会的影響に対する反応/屈従の一形態としての服従/同調者としての不関与の傍観者 |
4 | 講義:マスコミ,宣伝,説得 |
5 | 議論:説得の試み/メディア感染/メディア・アピールの効果/教育か,それとも宣伝か/説得への二つの主要ルート/コミュニケーションの源泉/コミュニケーションの性質/聴衆の特徴/意見 対 態度/テレビ視聴の影響 |
6 | 講義:社会的認知 |
7 | 議論:われわれは世界をどのように理解しているのか/文脈が社会的判断に及ぼす効果/判断のヒューリスティクス/カテゴリー化と社会的ステレオタイプ/構成的予測と再構成的記憶/自伝的記憶/人間の認知はどのくらい保守的か/態度や信念はどのように我々の行動を導くか/社会的説明における三つのバイアスの可能性 |
8 | 講義:自己正当化 |
9 | 議論:不協和の低減と合理的な行動/意思決定の結果としての不協和/決定の結果-いくつかの歴史的事例/変更不能性の重要さ/不十分な正当化の心理学/努力の正当化/残忍さの正当化/不可避性の心理/自尊心の重要さ/不快か,それとも事故知覚か/不協和の生理的,動機的効果/不協和理論の実際的応用/不協和低減と文化/人間は協和のみによって生きるにあらず |
10 |
講義:人間の攻撃 講義:偏見 |
11 |
議論:攻撃の定義/攻撃は本能的か/攻撃は有益か/攻撃の原因/暴力の低減に向けて 議論:偏見とは何か/偏見の原因/偏見を低減する/相互依存-一つの解決の可能性 |
12 | 講義:好意,愛,対人感受性 |
13 | 議論:賞賛と新設の効果/個人的属性/類似性と魅力/好くこと,好かれること,そして自尊心/拒絶と社会的排除の効果/尊敬の獲得と損失/共同関係を求めて/愛と親密さ/親密性,信頼,コミュニケーション/効果的なコミュニケーションの特徴 |
14 | 課題学習(それぞれの議論をまとめる) |
15 | 全体のまとめ |
その他 | |
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教科書 | E.アロンソン著,岡隆訳 『ザ・ソーシャル・アニマル 第11版 人間行動の社会心理学的研究』 サイエンス社 2014年 第11版 なし |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) |
オフィスアワー | 水曜日12:30-13:00 |