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科目名 | 脳神経システム | ||||
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教員名 | 斎藤 稔 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 生命科学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 脳神経システムの機能を理解するために必要な基礎知識・技術を学ぶ |
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授業のねらい・到達目標 | 脳神経システムは膨大な数の神経細胞(ニューロン)から成り、さらに各ニューロンは他のニューロンと数万に及ぶシナプスを介して接続し、極めて複雑な神経回路網が形成されている。このことが脳神経システムを理解することを困難にし、その機能の解明は21世紀最大の課題と言われている。この授業では、そのような複雑な脳神経システムの機能を理解するために必要な基礎知識・技術を学ぶと共に、最前線の研究成果に関する知識を身に付ける。 |
授業の方法 | 脳神経システムの機能を理解するために必要な基礎知識・技術をなるべく多くの図や写真を使用して解説する。次に、新聞・雑誌記事、論文によって最前線の研究成果を紹介し、最後に各自に課題の論文を読んでもらい、その内容をレポートとしてまとめて発表してもらう。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業終了時に与える課題について調べ、授業の復習をすること。指示があれば、レポートを作成し提出すること。また、授業終了時に次回授業範囲を説明し資料を配布するので、それを参考にして予習をしておくこと。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 脳神経システム概説 |
2 | 脳神経システムを構成する細胞(ニューロン):ニューロンの基本形態・構成・挙動 |
3 | ニューロンの細胞膜の電気的性質(1):静的な性質、膜電位の発生機構、イオンの平衡電位(ネルンストの式)、膜の等価回路モデル |
4 | ニューロンの細胞膜の電気的性質(2):動的な性質、神経興奮、活動電位の発生機構、活動電位の伝播 |
5 | ニューロンの細胞膜の電気的性質(3):神経興奮の理論モデル、Hodgkin-Huxley方程式 |
6 | ニューロン間の情報伝達(1):シナプス伝達、化学シナプス、電気シナプス、神経伝達物質 |
7 | ニューロン間の情報伝達(2):シナプス前過程(神経伝達物質の放出)、シナプス後過程(神経伝達物質の受容、シナプス後電位の発生機構) |
8 | ニューロンの機能に関わる生体分子(1):電位依存性チャネル |
9 | ニューロンの機能に関わる生体分子(2):神経伝達物質受容体チャネル、代謝型受容体 |
10 | 脳神経活動の測定手法:細胞内電位記録、細胞外電位記録、パッチクランプ法、バイオイメージング |
11 | 脳神経システムの高次機能(1):シナプスの長期増強、学習・記憶のメカニズム |
12 | 脳神経システムの高次機能(2):脳神経システムに見られる非線形現象、認識のメカニズム |
13 | 学習内容のまとめと質疑 |
14 | 授業内試験 |
15 | 総括、試験の解説と補足 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 授業中に指示する |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(40%) 第14回に授業内試験を行う |
オフィスアワー | 8号館A106号室 毎週月曜18時 |