気候変動論

授業テーマ	気候変動の実態と要因
授業のねらい・到達目標	過去から現在まで、気候は変動を繰り返しており、私たちの生活や文化・社会に大きな影響を及ぼしてきた。近年は、地球温暖化問題や都市ヒートアイランドにみられるように、人間活動が気候を変えようとしている。本講義では、地球規模から都市スケールまで、様々な気候変動の実態と要因を学び、人間社会への影響について考察する。
授業の方法	講義形式。テキストは使用しないが、毎回プリントを配布する。視覚的理解を深めるため、映像資料を併用する。

授業計画
1	ガイダンス：気候変動の時間スケールと空間スケール
2	地球規模の気候変動(1)：過去200万年間の気候変動－氷期・間氷期サイクルとその原因－
3	地球規模の気候変動(2)：氷期の気候変動－最終氷期の気候環境－
4	地球規模の気候変動(3)：最終氷期から現間氷期（完新世）への気候急変とその要因
5	地球規模の気候変動(4)：完新世1万年間の気候　－ヒプシサーマル温暖期の気候環境－
6	地球規模の気候変動(5)：歴史時代の気候　－中世の温暖期と近世の小氷期－
7	地球規模の気候変動(6)：気候変動の要因　－太陽活動、火山活動、人間活動－
8	地球規模の気候変動(7)：地球温暖化の実態と要因
9	地球規模の気候変動(8)：地球温暖化の影響と対策
10	都市の気候変動(1)：観測データが示す東京の高温化と乾燥化
11	都市の気候変動(2)：東京首都圏の気温分布と海陸風循環
12	都市の気候変動(3)：都市気候の形成要因と影響
13	都市の気候変動(4)：都市の局地的豪雨とヒートアイランド
14	都市の気候変動(5)：都市内緑地のクールアイランド効果
15	まとめ

その他
教科書	教科書は使わない。毎回、プリントを配布する。
参考書	授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準	試験(80%)、出席状況(20%)
オフィスアワー	授業内で配布する「質問・感想カード」に記入・提出して下さい。回答は次回授業時とします。