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科目名 | 地球システム科学要論2 -地下水工学- | ||||
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教員名 | 三宅 紀治 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 地球科学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 建設地下工事に関わる地下水問題と対応方法 |
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授業のねらい・到達目標 | 我々が生活する我が国の多くの地域は、地下水位(水頭)が高く豊富な地下水を持つ未固結地盤で形成されている。このような地域で地下掘削などの工事を行う場合、現場は地下水が原因の様々なトラブルに遭遇し、周辺環境もその影響を受けることがある。この授業のねらいは、これらの問題解決のために必要な基礎知識を身につけることである。学科プログラムの学習・教育目標「(D)専門技術」(1~15)に寄与する。※括弧内の数字は授業計画内の講義番号 |
授業の方法 | パソコンスライドを用い、授業計画に沿った講義形式で行う。 |
履修条件 | なし。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 毎回授業のまとめのレポートを作成し、次回授業で提出すること。また、質問はできるだけ授業中に行うこと。出席票に質問を記載してもよいが、次回授業で解説があった場合、質問者は必ずその感想を当日の出席票に記すこと。 |
授業計画 | |
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1 | 授業テーマとねらい、進め方 |
2 | 地下水による地下工事現場のトラブル |
3 | 地下水による地下工事現場周辺のトラブル |
4 | 地下工事現場や周辺のトラブル原因となる地下水の主な性質 |
5 | 地下工事現場および周辺で起こる地下水が原因のトラブルを防ぐ地下水対策 |
6 | 地下水対策に関連する標準貫入試験、比抵抗検層など地盤調査 |
7 | 地下水位(水頭)の調査方法、観測孔、観測井の設置方法と観測例 |
8 | 地下水対策に関わる井戸理論(1)概要と透水性などパラメーター |
9 | 地下水対策に関わる井戸理論(2)井戸公式 |
10 | 揚水試験と結果の適用 |
11 | 排水工法を主とした地下水対策の事例 |
12 | 遮水工法と排水工法を併用した地下水対策の事例 |
13 | 揚水(採取)規制などによる地下水上昇が地下工事や地下構造物に与える影響と対応 |
14 | 講義要点のまとめ |
15 | 達成度の確認 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない。 要点をまとめたプリントを授業中に教材として配布する。 |
参考書 | 必要に応じて授業中紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(70%)、授業内ミニテスト(3回)(30%) 総合的に判断して60 点以上を合格とする。 達成度評価基準は次のとおり。※括弧内の数字は授業計画内の講義番号 1.建設地下工事において、地下水によるトラブルとその原因を理解する。(1~5) 2.地下水対策に必要な地下水位および地盤調査内容を理解する。(6,7) 3.地下水対策に必要な地盤の透水性など物性や井戸理論を理解する。(8,9) 4.地下水対策における揚水試験の目的、方法とその結果の適用方法を知る。(10) 5.地下水対策工法を適用した事例の内容を理解する。(11,12) 6.地下水上昇の原因と建設分野への影響を理解する。(13) |
オフィスアワー | 授業前後随時(講師室等) |