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科目名 | 社会的排除と貧困 | ||||
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教員名 | 今泉 礼右 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 社会的排除・貧困の理解とその構造的把握 |
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授業のねらい・到達目標 | 先進国を始め、わが国においても格差の拡大や貧困の増大が叫ばれてからかなりの年月を経ている。わが国では、1990年以降をひとつの分水嶺として格差問題が頻繁に論じられたが、その後ホームレスやワーキングプア等の増大に伴い、格差問題は貧困問題へと変化していくことになる。一方ヨーロッパ(EU)では、このような問題は社会的排除の概念によって把握されてきた。ヨーロッパ生まれの社会的排除概念は、90年代の社会的包摂概念と一緒になって社会政策における主要なコンセプトとして位置づけられることになるが、今日では、わが国においてもホームレスやワーキングプア、高齢者、障害者、外国人労働者等々の疎外的状況を社会的排除として捉え、社会問題の一つとして数多くの研究がなされている。本講座では、こうした社会的排除・貧困に焦点を置き、これらの問題の所在やその構造、歴史的背景と現状、今後の課題等について考えていく。 |
授業の方法 | 授業そのものは講義形式によって進めるが、授業の内容については極力平易なものとし、それぞれの学生の理解可能なものとしたい |
履修条件 | 特になし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 特になし |
授業計画 | |
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1 | 社会的排除・貧困論への視点 |
2 | 社会的排除と貧困 |
3 | 社会的排除とは何か |
4 | 現代日本における社会的排除の現状 |
5 | 被排除者の属性 |
6 | 日本における社会的排除(理論的考察) |
7 | グローバリゼーションとポスト工業化社会 |
8 | 福祉国家の変容と社会的排除 |
9 | シティズンシップと社会的排除 |
10 | アンダークラスと社会的排除 |
11 | 社会的排除論の有効性 |
12 | ホームレス問題と貧困・社会的排除 |
13 | 高齢者の孤立化と社会的排除 |
14 | 若者の貧困化問題と社会的排除 |
15 | 現代社会と社会的包摂政策(総括とまとめ) |
その他 | |
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教科書 | 今泉礼右編 『グローカル時代の社会学―社会学の視点で読み解く現代社会の様相―』 株(みらい) 2013年 第1版 |
参考書 | 授業の中で適宜指示する |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(80%)、授業参画度(20%) 第13回もしくは第15回に授業内試験を行う |
オフィスアワー | 今泉研究室 毎週火・水・木の昼休みおよび放課後 |
備考 | 授業は、しっかりとした目的意識をもって、主体的・意欲的に参加してもらいたい。私語は厳禁する |