保健医療サービス論

授業テーマ	保健医療サービスを理解し、保健医療と福祉の連携・協働の意味を学ぶ
授業のねらい・到達目標	保健医療サービスを体系的に理解し、社会福祉士として保健医療との連携・協働に必要なの知識を習得する。社会福祉士の役割として、福祉サービス及びこれに関連する保健医療サービス関係者との連携をはかるための社会福祉に関連する医療保険制度と保健医療対策について、さらに、保健医療サービスにおける多職種との協働について理解することを目標とする。
授業の方法	講義形式での保健医療サービスの知識の習得だけでなく、具体的な多職種との連携･協働（チームケア）を必要とする事例を議論することで学習を深める。また、医療現場の医療ソーシャルワーカーによる講義も予定している。
履修条件	社会福祉コース履修学生
事前学修・事後学修，授業計画コメント	授業で次回テーマについて事前学習としての課題を提示する。社会福祉士国家試験科目となるので積極的に関連科目（医学知識、社会保障論など）の復習をすること。

授業計画
1	オリエンテーション　保健医療サービス論をなぜ学ぶのか
2	日本の保健と医療の仕組み：保健所と病院の歩みを中心に
3	日本の医療サービスの特徴：医療保険と自由診療
4	1960～70年代の医療：皆保険制度の確立
5	1980～90年代の医療：老人病院の急増と保健・医療・リハ・介護
6	2000～10年代の医療：医療と介護、病院機能の変化
7	慢性期医療（長期ケア）の変化と広がり
8	病院完結型から地域完結型へ
9	2025年に向けた「地域包括ケアシステム」の確立
10	医療と介護の連携・協働、及び統合の時代へ：多職種協働（IPW）
11	支援の実際（１）：退院支援
12	支援の実際（２）：地域連携
13	支援の実際（３）：MSWの役割と課題
14	支援の実際（４）：多職種協働（IPW）
15	保健医療サービスのまとめ