犯罪心理学特論

授業テーマ	犯罪者行動に関する実証研究の理解とプロファイリングの基礎、日本の司法システムの理解
授業のねらい・到達目標	１）連続殺人、大量殺人、性犯罪などの凶悪犯罪の犯人行動の分類と行動パターンの特徴を理解する。２）子どもに対する性犯罪、ＤＶ、ストーキングなどの日常の臨床活動において遭遇する可能性のある犯罪の基礎知識の理解３）少年非行などを中心とした少年司法システムの理解
授業の方法	講義方式
事前学修・事後学修，授業計画コメント	事前学習として以下のことをしておくこと。１）越智啓太　2013 ケースで学ぶ犯罪心理学　北大路書房　に目を通しておくこと。２）成人の司法制度、少年司法制度の概観を理解しておく

授業計画
1	オリエンテーション、犯罪心理学の概要
2	司法システムと犯罪心理学（１）成人司法システム
3	司法システムと犯罪心理学（２）警察・検察段階
4	司法システムと犯罪心理学（３）裁判所・少年鑑別所
5	司法システムと犯罪心理学（４）少年院、社会内処遇
6	凶悪犯罪とプロファイリング（１）連続殺人
7	凶悪犯罪とプロファイリング（２）女性の連続殺人
8	凶悪犯罪とプロファイリング（３）大量殺人
9	凶悪犯罪とプロファイリング（４）性犯罪（レイプ）
10	凶悪犯罪とプロファイリング（５）リヴァプール式プロファイリング
11	凶悪犯罪とプロファイリング（６）地理的プロファイリング
12	犯罪者行動と防犯（１）子どもに対する性犯罪
13	犯罪者行動と防犯（２）ストーキング
14	犯罪者行動と防犯（３）ＤＶ
15	まとめ

その他
教科書	越智啓太『ケースで学ぶ犯罪心理学』北大路書房２０11年第１版越智啓太『犯罪捜査の心理学』化学同人　年第２版越智啓太『progress and application 犯罪心理学』サイエンス社２０１１年第２版テキストのうち「ケースで学ぶ犯罪印理学」を主に使用する。それ以外は参考書。
成績評価の方法及び基準	試験(40%)、平常点(20%)、授業参画度(40%) テスト内容については、最初に詳しく説明する。
オフィスアワー	心理学研究室　授業後30分程度
備考	扱う内容が不快なものなので、受講に当たっては自分の適性を十分に考慮すること。矯正関係、警察関係、研究職関係希望者、臨床心理士取得希望者など歓迎するが、推理小説マニアや映画好きの受講も歓迎。予備知識はほとんど必要ない。受講生の希望によって、「銃と銃器犯罪の知識」、「暴力団の歴史と現状」、「暴走族の現状」、「アメリカの警察システム」などについてトピックス的に講義する。