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科目名 | 社会保障論2 商学部(遠隔授業) | ||||
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教員名 | 真屋 尚生ほか | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 以下のとおり。 |
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授業のねらい・到達目標 | この講義では,多分野に及ぶ履修者・聴講者の知的関心に最大限配慮しつつ,少子高齢化・核家族化・高度情報化などによって揺れ動く21世紀の日本の社会保障のあり方を,地球的な規模での貧富の格差の拡大とからめて検討し,社会保障から社会保護への歴史的かつ国際的な流れを展望します。 21世紀の今,少子高齢化は,先進諸国のみならず,最貧国を含む地球的規模で急速に深刻の度合いを深めてきていますが,日本では,一般に,グローバルな視点からの福祉に関連する問題提起や情報交換が乏しく,メディアも,あまりこうした問題を取り上げません。したがって,多くの人びとは,目先の社会保障制度をめぐる議論にのみ,関心を持ちがちです。豊かな少子高齢化社会・日本に対する,福祉問題に関連する国際的な期待が非常に大きいにもかかわらず,多くの人びとは,そのことに気付いていません。 この講義では,社会保障に関する国内問題解決の方向性の提示と並行して,グローバルな視点からの福祉に関連する問題提起を幅広く行っていきます。 |
授業の方法 | 日本大学商学部教員による授業。 本授業は通信衛星システムISDN回線の双方向により,所沢の日本大学総合学術情報センター研修室を講義教室に芸術学部江古田校舎及び文理学部,商学部,国際関係学部,生産工学部,工学部の教室を結ぶ遠隔授業として実施する。 |
履修条件 | 暮らしの問題,とりわけグローバルな視点からの健康と福祉に関心がある学生諸君であれば,だれでも履修・聴講を歓迎します。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 予習の必要はありませんが,各回の講義の後で参考文献を参照しながら,ノートを整理しておくと,学習効果があがり,理解が深まるでしょう。 |
授業計画 | |
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1 | 9月24日(水)福祉国家と福祉社会:何がどのように違うのか? |
2 | 10月 1日(水)なぜ福祉問題にグローバルな視点が必要なのか? |
3 | 10月 8日(水)福祉先進諸国の現状と課題(1)―社会保障関連諸指標の国際比較― |
4 | 10月15日(水)福祉先進諸国の現状と課題(2)―介護サービスを中心にして― |
5 | 10月22日(水)特別セミナー:日本年金機構―学生にとっての国民皆年金の意義― |
6 | 10月29日(水)地球上における信じられないほどの貧富の格差―統計資料による国際比較を中心にして― |
7 |
11月 5日(水)特別セミナー:塚田典子<日本大学大学院教授>―地球規模で進行する少子高齢化― ※ゲスト講師の都合で,日程またはテーマが変更になる可能性があります。 |
8 | 11月12日(水)見過ごしがちな日常生活の中の反福祉的状況 |
9 |
11月19日(水)特別セミナー:小林節子<フリー・アナウンサー>―家族介護と社会的・地域的ネットワーク― ※ゲスト講師の都合で,日程またはテーマが変更になる可能性があります。 |
10 | 11月26日(水)社会保護政策の意義と地平―ナショナル・ミニマム再考― |
11 | 12月 3日(水)先進諸国における社会保護への取り組み(1) |
12 | 12月10日(水)先進諸国における社会保護への取り組み(2) |
13 | 12月17日(水)経済開発と貧富の格差の拡大―中国とインドを中心にした発展途上国の現状と課題― |
14 | 1月14日(水)健康福祉社会における「生と死の質」 |
15 | 1月21日(水)社会保障から社会保護へ |
その他 | |
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教科書 | 真屋 尚生 編 『社会保護政策論』 慶應義塾大学出版会 真屋 尚生 『「社会保障の理念と構造」/岩田正美ほか監修『社会保障(第2版)』』 ミネルヴァ書房 |
参考書 | 真屋 尚生 『学び心 遊び心‐古典/名著/傑作/快作と人生/教育/社会/経済‐』 慶應義塾大学出版会 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(100%) 1.出席点は一切ありません。 2.商学部以外の履修者の成績評価は,学期末に提出を求めるレポートによって行います。 3.商学部の履修者の成績評価は,通常の学期末試験によって行います。 4.評価(100点満点)の大まかな基準は下の通りです。 (1)課題に対する理解度=50点 (2)関連事項への論究の適否=30点 (3)論点の整理の仕方=20点 5.合格と不合格の区分は絶対評価で行います。 6.講義のなかでレポート作成方法について注意します。 |
オフィスアワー | なし |
備考 | 自由選択科目群として単位認定を行います。 |