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科目名 | 東洋史特殊研究3 | ||||
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教員名 | 楠木 賢道 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | 本授業は、最後の中華帝国といわれる清朝が、実際にはどのような王朝であったかという問題を、特に第2代君主ホンタイジの時代を中心に論じていく。 |
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授業のねらい・到達目標 | 最後の中華帝国の皇帝ということが、清朝皇帝のほんの一側面しか説明しておらず、満洲人に対しては八旗軍団の議長、モンゴル人に対してはチンギスカンの王権を継承するもの、チベット人に対してはゲルク派チベット仏教の最高施主、ムスリムに対しては異教徒ではあるが公正な支配者という側面をそれぞれに持っており、融合されることはなかったことを理解できるように導く。特に、清朝がモンゴル人王公と満洲人王公による連合政権であったことを明らかにしていく。清朝=最後の中華帝国という固定観念を、払拭することを目的とする。 |
授業の方法 | 講義と演習形式を組み合わせておこなう。 演習形式部分では、受講者に史料の訳読、あるいは日本語論文の紹介を担当してもらう。 |
授業計画 | |
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1 | モンゴル帝国から元朝へ |
2 | 明朝と北元 |
3 | 明朝と女直族 |
4 | ヌルハチの治世 |
5 | 八旗制度について |
6 | 満洲語史料について |
7 | ホンタイジの出自と第一次即位 |
8 | ホンタイジの第一次朝鮮遠征 |
9 | 清朝とモンゴル ①内ハルハ五部 |
10 | 清朝とモンゴル ②ホルチン部 |
11 | 清朝とモンゴル ③ハラチン・トメト部 |
12 | 清朝とモンゴル ④法支配の推移 |
13 | 清朝とモンゴル ⑤大凌河攻城戦における八旗とモンゴル |
14 | ホンタイジの大清皇帝即位と諸王の冊封 |
15 | ホンタイジの第二次朝鮮遠征と東アジア・内陸アジア |
その他 | |
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参考書 | 岡田英弘・神田信夫・松村潤 『紫禁城の栄光 (講談社学術文庫)』 講談社 2005年 第1版 岡田英弘 『清朝とは何か (別冊 環 16)』 藤原書店 2009年 第1版 岡田英弘 『康熙帝の手紙 (清朝史叢書)』 藤原書店 2013年 第1版 関連が強い順番に記しています。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(30%)、レポート(30%)、授業参画度(40%) |
オフィスアワー | 本授業終了後、本館二階の講師室にて20分間 |