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科目名 | 中国古代思想研究2 | ||||
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教員名 | 平澤 歩 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 漢代の五行説 |
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授業のねらい・到達目標 | 五行説とは、様々な事物を木・火・土・金・水に分類して、それらの相互関係を論じる考え方である。例えば、味では酸っぱさは木、苦さは火、甘さは土、辛さは金、塩辛さは水に当たり、臓器では肝臓は木、心臓は火、脾臓は土、肺は金、腎臓は水に分類される。そこで心臓を強くするには、同じ火に当たる苦いものを食べるべきだとか、あるいは「木が火を生む」という論理に基づいて、木に当たる酸っぱいものを食べるべきだとかと言われる。 漢代の学者たちは五行説を積極的に活用し、五行の論理によって人体・社会・世界の構造を記述した。事物を類比し、関連づける五行説の考え方は如何に生じ、如何に発展したのか。この授業では、この問題について論じる。 |
授業の方法 | 講義 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 | 先秦期1(「木・火・土・金・水」) |
3 | 先秦期2(季節と方位の結合) |
4 | 先秦期3(王朝交代に対する説明) |
5 | 前漢1(漢王朝が五行の何に当たるかという問題) |
6 | 前漢2(災害・異変に対する説明) |
7 | 前漢3(その他雑説) |
8 | 劉向(五行説を体系的に整理する試み) |
9 | 劉歆(月令に基づくテキスト改変) |
10 | 後漢1(学派間の異同を解消する取り組み1) |
11 | 後漢2(学派間の異同を解消する取り組み2) |
12 | 後漢3(漢王朝の正統性を主張する学説1) |
13 | 後漢4(漢王朝の正統性を主張する学説2) |
14 | 鄭玄(『周礼』を中心とする経典解釈法) |
15 | 15:まとめ |
その他 | |
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参考書 | 蕭吉撰、中村璋八・古藤友子訳注 『五行大義(上・下) (新編漢文選7・8 思想・歴史シリーズ)』 明治書院 1998年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(100%) |
オフィスアワー | 授業内でアドレスを伝えるので、Eメールにてご連絡ください。 |