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科目名 | 演劇論 | ||||
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教員名 | 光延 真哉 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 半期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 『仮名手本忠臣蔵』を読む |
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授業のねらい・到達目標 | 元禄15年(1702)12月、大石内蔵助(くらのすけ)以下旧赤穂藩士47名が、主君浅野内匠頭(たくみのかみ)の敵、吉良上野介(こうずけのすけ)を討ち取るという事件(元禄赤穂事件)が起こる。この事件を脚色した作品が数多く作られるなか、その決定版となったのが、寛延元年(1748)8月、大坂竹本座初演の人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』(並木千柳・竹田出雲・三好松洛作)である。歌舞伎にも移された同作は、今なお頻繁に上演される人気演目となり、日本の文化に多大なる影響を与えた。 本授業では、適宜人形浄瑠璃(文楽)や歌舞伎の舞台映像を鑑賞しながら、この『仮名手本忠臣蔵』のテキストを精読し、同作の内容を理解するとともに、江戸時代の芸能に関する基礎的な知識を得ることを目的とする。 |
授業の方法 | 講義形式。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業で扱う予定の場面について、予め配布プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
授業計画 | |
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1 | 元禄赤穂事件の概説、文楽映像視聴(大序~四段目) |
2 | 文楽映像視聴(五段目~七段目) |
3 | 文楽映像視聴(八段目~十一段目) |
4 | 大序・二段目を読む |
5 | 三段目を読む |
6 | 歌舞伎舞踊『道行旅路花聟』 |
7 | 四段目を読む |
8 | 五段目を読む |
9 | 六段目を読む |
10 | 七段目を読む |
11 | 歌舞伎舞踊『道行旅路嫁入』(八段目) |
12 | 九段目を読む |
13 | 十段目・十一段目を読む |
14 | 理解度の確認 |
15 | 総括 |
その他 | |
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教科書 | プリントを配布する。 |
参考書 | 乙葉弘校注 『浄瑠璃集 上 (日本古典文学大系51)』 岩波書店 1960年 土田衞校注 『浄瑠璃集 (新潮日本古典集成)』 新潮社 1985年 鳥越文蔵ほか校注・訳 『浄瑠璃集 (新編日本古典文学全集77)』 小学館 2002年 服部幸雄編著 『仮名手本忠臣蔵 (歌舞伎オン・ステージ8)』 白水社 1994年 野口武彦著 『忠臣蔵 赤穂事件・史実の肉声 (ちくま学芸文庫)』 筑摩書房 2007年 服部幸雄編 『仮名手本忠臣蔵を読む (歴史と古典)』 吉川弘文館 2008年 渡辺保著 『忠臣蔵 もう一つの歴史感覚 (講談社学術文庫)』 講談社 2013年 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(30%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(20%) |
オフィスアワー | 授業内で配布する「質問シート」に記入・提出すること。回答は次回授業時とする。 |
備考 | 学期中に、『仮名手本忠臣蔵』に限らず文楽や歌舞伎の舞台を実際に観に行くことが望ましい。 |