文理学部シラバスTOP > 大学院博士前期課程 > 国文学専攻 > 現代文学特殊研究3
日本大学ロゴ

現代文学特殊研究3

このページを印刷する

科目名 現代文学特殊研究3
教員名 高 榮蘭
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 現代文学研究と日本語
授業のねらい・到達目標 「近代日本語文学」という言葉を聞いたことがあるのだろうか。分かりやすく言えば、日本文学の枠組みについて考える際、「日本人(定義の難しい言葉)」ではない書き手の作品をあわせて考えることを意味するらしい。最近は、日本の植民地支配の記憶が刻まれている「在日」の問題だけではなく、日本語を第1言語としない「外国」から移動してきた人々の文学作品もあわせて考える流れになっている。とりわけ、文学と関連する領域で「境界」、「外部」、「他者」などの言葉が前景化される過程で新たな書き手、あるいは新たな文学史が出現することが多い。これらの現象について批判的にアクセスすることによって、日本の現代文学を勉強するための思考方法などを身につけることができるだろう。
授業の方法 講義形式を基本とするが、適宜、履修者の発言やコメントシートの記入を求める。
授業計画
1 ガイダンス
2 日本の現代文学を巡る環境の変化(!)
3 日本の現代文学を巡る環境の変化 (2)
4 無/国籍論争を読む(1)
5 無/国籍論争を読む(2)
6 無/国籍論争を読む(3)
7 多和田葉子『エクソフォニー』を読む(1)
8 多和田葉子『エクソフォニー』を読む(2)
9 多和田葉子『エクソフォニー』を読む(3)
10 リービ英雄『千々にくだけて』を読む(1)
11 リービ英雄『千々にくだけて』を読む(2)
12 リービ英雄『千々にくだけて』を読む(3)
13 日中韓雑誌企画「文学アジア 3×2×4」を読む(1)
14 日中韓雑誌企画「文学アジア 3×2×4」を読む(2)
15 まとめ
その他
教科書 授業時に適宜指示する。
参考書 授業時に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、レポート(50%)
授業中に課す課題への参加度(内容についての採点を含む)が平常点の基準となる
オフィスアワー 開講時に伝える。

このページのトップ