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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
アメリカの教育
教員名 黒田 友紀
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ アメリカの教育と社会システム
授業のねらい・到達目標 アメリカの教育と社会の構造を、人種、経済格差といった視点から考察することをねらいとする。具体的には、人種差別の歴史とその構造を学ぶことからはじめ、公民権運動以後の教育制度や政策について具体的に検討を行う。「もはや問題は人種ではなく経済格差である」といった捉え方もなされているが、アメリカの実際の教育課題を通して、受講者それぞれが考えることを目的とする。その際、受講者それぞれの経験や日本の文脈を相対化し、多角的な視点で現象や物事を捉えることを期待している。
授業の方法 授業は、講義を主とするが、VTRの視聴、授業内での活動・意見交換等のグループワークをできる限り設ける予定であるため、積極的に参加することを望む。
履修条件 特になし
事前学修・事後学修,授業計画コメント シラバスに記載されている授業計画の内容を確認し、予め資料などの該当箇所を読み、「自分はどのように考えるか」ということを明らかにして授業に参加すること。また、授業後には、扱った内容についての理解を深め、資料に基づいた考察を行うこと。
授業計画
1 日本と米国の学力をめぐる問題について
2 アメリカのシステムの特徴(1)米国合衆国憲法と教育:日米比較
3 アメリカのシステムの特徴(2)人種とは何か・差別の構造
4 アメリカのシステムの特徴(3)人種をめぐる教育と社会の問題
5 アメリカの教育と差別の撤廃(1)ブラウン判決と公民権運動
6 アメリカの教育と差別の撤廃(2)リトルロックの闘い
7 アファーマティブ・アクション(1)大学でのアファーマティブ・アクションの展開
8 アファーマティブ・アクション(2)逆差別の問題と諸外国のアファーマティブ・アクションの展開
9 学力問題と社会(1)人種統合計画・教育の平等
10 学力問題と社会(2)「危機に立つ国家」と学力向上政策
11 学力問題と社会(3)学校選択制度とテスト政策
12 学力問題と社会(4)NCLB法と教育の平等
13 教育と経済的格差(1)新自由主義と教育改革
14 教育と経済的格差(2)クラス/カラー・ブラインドの教育改革
15 まとめ
その他
教科書 なし
参考書 北野秋男 『 日米のテスト戦略-ハイステイクス・テスト導入の経緯と実態』 風閒書房 2011年 第1版
その他は、授業内で指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業内でのグループワーク・小レポート・リアクション・ペーパー(60%)
最終レポートおよび、授業内でのグループワーク・小レポート・リアクション・ペーパーから総合的に判断する。また、正当な理由なく欠席が3分の1以上の場合は、単位は原則として認めない。
オフィスアワー 授業終了後とするが、詳細は初回授業で指示する。
備考 授業内容は、受講者のニーズ等によって変更することがある。

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