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科目名 平成28年度入学者 |
コンピュータ科学特論III | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
コンピュータ科学特論III | ||||
教員名 | 戸田 誠之助 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | オートマトンと形式言語の発展的な話題,ならびに,計算理論の基礎的な話題。 |
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授業のねらい・到達目標 | 本学部2年次科目の「オートマトン」ならびに3年次科目の「応用形式言語」の内容を下地に,この授業の前半ではオートマトン・形式言 語の発展的な事項を解説する。特に,非正則性の証明,プッシュダウン・オートマトンと文脈自由文法の等価性,非文脈自由性の証明を理解して欲しい。さら に,後半では計算理論の基礎的な事項を解説する。特に,現在のアルゴリズム(計算可能性)の概念がチューリング機械によって定式化されることと,計算不可 能な問題が存在することを理解して欲しい。 |
授業の方法 | 講義形式で行う。 |
履修条件 | オートマトンと文脈自由文法に関する基礎事項を理解していること。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 例題を中心にそれまでの授業内容を十分に復習してくること。 |
授業計画 | |
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1 | 正則言語の基礎事項(復習) |
2 | 正則言語の反復補題と非正則性の証明 |
3 | 右不変同値関係と最小オートマトン |
4 | 文脈自由言語の基礎事項(復習) |
5 | プッシュダウン・オートマトン |
6 | 文脈自由文法からプッシュダウン・オートマントへ |
7 | プッシュダウン・オートマントから文脈自由文法へ |
8 | 文脈自由言語の反復補題と非文脈自由性の証明 |
9 | チューリング機械とChurch-Turingの提唱 |
10 | 対角線論法 |
11 | 停止性判定問題の計算不可能性 |
12 | 帰着可能性とその基本的な性質 |
13 | 帰着可能性の応用:空集合問題,正則性判定問題,等価性判定問題 |
14 | 帰着可能性の応用:ポストの対応問題 |
15 | 計算理論における発展的な話題 |
その他 | |
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参考書 | J.ホップクロフト,R.モトワニ,J.ウルマン 『オートマトン 言語理論 計算論 I』 サイエンス社 2003年 第2版 Michael Sipser著/太田和夫他訳 『計算理論の基礎(原著第2版)』 共立出版 2009年 第1版 岩田茂樹,笠井琢美 『有限オートマトン』 森北出版 1991年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(100%) |
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