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総合研究1~8 (鎌倉学 -地域の記憶と時代の記録-)

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科目名
平成28年度入学者
総合研究1~8 (鎌倉学 -地域の記憶と時代の記録-)
科目名
平成27年度以前入学者
総合研究1~8
教員名 関 幸彦 ・ 招聘講師
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 今日、国内各地で地域社会を取り上げる「地域学」が注目され、国としても<地(知)の創生>事業を推進している。各地の大学で開講されている「○○学」は、関連する地域の名称を冠した地域学である。これらは、単に地域を紹介するだけではなく、特徴ある地域について、各学問分野がもつ視点とその成果にも注視している。
 本講座は、学内のさまざまな学科に共通する課題を、具体的な地域を事例に、その歴史・地理・文学・文化などの視点からアプローチするものである。
授業のねらい・到達目標 大学における教育では、つねに各自の専門領域に関して、伝統的に積み上げられた独自の学問体系を学ぶ訓練を受けている。しかし、学問の社会的な応用面を考えると、そこには隣接科学の視点と成果をすり合わせることも重要な使命がある。
 そのためには、書籍などからの習得も有効であるが、直接、他領域の専門家から講話を聴くことに勝るものはない。また、本講座の課題である古都鎌倉は、これまでにも各領域からの多くの成果が蓄積されている。そこで、土地・場所・地域に関わる各学問からのアプローチを学習して欲しい。
授業の方法 講師は学部内4名を含め、招聘講師10名を予定している。担当者は、長年にわたり鎌倉に対して高い関心をもち、各所で独自の研究成果を公表している。講義内容は、各担当者の出講可能日との関係から、同じ領域の講義が連続しないこともある。
 したがって、毎時間の講義は単独の講演と捉えて欲しい。多くの授業はパソコンや配布資料によって補足される。なお、演技をともなう講義時には教室変更がある。
履修条件 ①全学科生・社会人聴講生・科目等履修生を受講対象とする。すでに過年度の「鎌倉学」を履修済みであっても、講師や講義内容が異なるために受講は可能である。
②受講者数によっては、聴講の制限をすることもあるので、初回には必ず出席すること。
③授業の遅刻入室は厳禁とする。

◆<履修登録時>には、「総合教育科目Ⅱ群」の「総合研究1~8」(各自の空き番号)を選択すること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 特段の事前学習は不要である。原則として、毎時間、講座代表(関)または講座コーディネータ(永野)が出席し、講師の紹介や質疑の進行を担当する。
授業計画
1 関 幸彦(史学科教授・講座代表):「鎌倉幕府という記憶」
2 角田朋彦(駒沢大講師):「太平記と鎌倉・鎌倉武士」
3 八幡義信(神奈川県文化財協会会長/元鎌倉女子大教授):「中世鎌倉の遺跡保存」
4 浪川幹夫(鎌倉国宝館学芸員):「鎌倉の地震史・いにしえびとの地震感」
5 福田 誠(鶴見大助手):「鎌倉大仏の健康診断」
6 辻 勝美(国文学科教授):「中世の隠者文学と鎌倉」
7 黒滝哲哉(刀剣博物館学芸員):「武家と刀剣」
8 中村邦生(シテ方喜多流能楽師):「謡曲と鎌倉」 *図書館オーバルホール
9 鈴木 哲(元国際関係学部教授):「鎌倉の怪異と陰陽師」
10 紅野謙介(国文学科教授):「近代文学や映画のなかの鎌倉」
11 後藤範章(社会学科教授):「鎌倉と東京の”らしさ”を写真で語る」
12 木浪信之(神奈川県立鎌倉高校教諭):「鎌倉のたたら製鉄」
13 兵頭芳朗(鎌倉風致保存会理事長/前鎌倉市副市長):「古都の保存と鎌倉風致保存会」
14 永野征男(日本大名誉教授・講座コーディネータ):「世界遺産登録と鎌倉」
15 永野征男(日本大名誉教授):「総括-講座・鎌倉学-」
その他
教科書 「教科書なし」。
参考書 各講義担当者から、授業時に紹介される。
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(30%)
オフィスアワー 各授業時間後。

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