文理学部シラバスTOP > 文理学部 > ドイツ文学科 > ********
日本大学ロゴ

********

このページを印刷する

科目名
平成28年度入学者
********
科目名
平成27年度以前入学者
ドイツ文学演習1
教員名 大羅 志保子
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ ドイツの現代文学・戦後文学を代表する作家の一人、ズィークフリート・レンツの短編を読む。
授業のねらい・到達目標 東プロイセンに生まれたズィークフリート・レンツ (Siegfried Lenz 1926-2014) は、第2次世界大戦後のドイツ語圏における文学状況(脱事物化、因果律や心理学に基礎を置く主観的な観点の否定、言語表現の凝縮・還元等、伝統からの乖離)を体現する作家の一人である。1951年に『空には大鷹がいた Es waren Habichte in der Luft』で文壇デビューを果たし、68年の長期ベストセラー『国語の時間 Deutschstunde』で作家としての地位を不動のものとした。本授業では、75年に上梓された物語集『アインシュタィンがハンブルク郊外のエルベ河を渡る Einstein überquert die Elbe bei Hamburg』の冒頭の一篇をテキストとして、戦後文学の位相解析を試みたい。
授業の方法 初回ガイダンス時に、授業の進め方や受講に際しての注意事項、並びに評価方法や基準について説明します。受講者は毎回必ず「充分な下調べをして(テキストの音読練習、語句や文法事項を丹念に調べ、説明・使用できるようにする、内容の大まかな把握など)」授業に臨んでください。その前提のもと、なるべく多くの人に発表してもらいます。発表者以外の受講生も全員、質問に答えるという形で授業に参加してもらいます。
履修条件 学科の履修規定による
事前学修・事後学修,授業計画コメント 週に最低3時間、使用テキストの事前・事後学習をしてください:テキストの音読練習、語句や文法事項を丹念に調べ、説明・使用できるようにする、内容の大まかな把握などを事前学習として、前回の授業で扱った箇所の音読練習、語句や文章、内容の確認とノート整理などを事後学習として行ってください。
授業計画
1 ガイダンス: 前期授業内容概説、事前・事後学習指示、並びに作家ズィークフリート・レンツの紹介
2 Seht,da steigt Jan Stasny auf die Rolltreppe des neuen U-Bahnschachts, dreht sich um ...
3 Sie will sich wegrehen vom Fenster, da erkennt sie, daß ...
4 Dort, der kleine Rundtisch, von Büchern und gläubig vollgeschriebenen Kollegheften bedeckt ...
5 Der enge grüne Pullover ist unter den Achseln verfilzt ...
6 Ich hab euch Blumen mitgebracht, Senta, sagt sie gegen den Schrank ...
7 Da ist die Hängetasche aus Stoff, dort auf dem Bord ...
8 Nur eine Postkarte für Sie heute, Frau Stasny. Nicht mehr?
9 Ein älterer Kellner, graue Augen, fleischiges Gesicht, macht sie darauf aufmerksam ...
10 Sie steigt die Treppe zur Straße hinauf, die Sonne ...
11 Sekt ist wohl unumgänglich, sagen wir: drei flaschen Sekt.
12 Senta bekommt ihren verlorenen Blick - so nennt es Jan ...
13 授業内試験(1)
14 授業内試験(2)
15 試験の解説と補足
その他
教科書 Siegfried Lenz, DAS EXAMEN (『試験』), 第三書房, 1987, 2 edition
授業中に紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(60%)、授業参画度(40%)
第13回もしくは第14回に授業内試験を行う。授業参画度で十分評価可能な場合は、課題等で試験にかえる場合がある。
オフィスアワー ドイツ文学科事務室に申し出てもらい、面談日を決めます。

このページのトップ