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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
ドイツ文学専門講義3 | ||||
教員名 | 保坂 一夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 現代ドイツ文学研究。 |
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授業のねらい・到達目標 | 20世紀ドイツ文学は、2度の大戦を挟んでいることもあって、一括して概観することは不可能に近い。そこで、本年度は、第2次世界大戦以降現代に至るドイツ文学について考察し、およその理解を得ることを目標とすることにする。前期は戦時期の反ファシズム文学から始め、戦争直後まで至ることにする。 |
授業の方法 | 講義による。 |
履修条件 | 学科の規定による。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 聴講生には、多くの作家や作品に加えて文学的主張や文学運動に関心を持ち、可能な限り多くの作品に実際に触れることを求めたい。作品との接触無くして理解は成立しないからである。なお、講義の進行状況によって作品や文学運動の取り上げ方が前後する場合もあることを付記しておく。 |
授業計画 | |
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1 | 履修受付。オリエンテイション。19世紀から20世紀への転換期文学の総括的理解。 |
2 |
現代ドイツ文学の出発。 ファシズム文学と反ファシズム文学。亡命の開始と様々な運命。 |
3 |
伝統的文学の動向。 反ファシズム文学者の国際的活動。 |
4 |
亡命文学者たちー(1)。 トーマス・マン。『ヨーゼフとその兄弟たち』、『ファウスト博士』を中心に。 |
5 |
亡命文学者たちー(2)。 ヨーゼフ・ロート、ヘルマン・ブロッホなど、オーストリア系文学者の動向と運命。 |
6 |
亡命文学者たち-(3)。 ヘルマン・ヘッセやハンス・カロッサたちの位置と彼らの文学。 |
7 |
亡命文学者たちー(4)。ソ連に逃れた作家達。 表現主義論争の政治的・歴史的意味とリアリズム理論。 |
8 |
亡命文学者たちー(5)。 エルンスト・トラー、ハインリヒ・マンなど、アメリカに逃れた作家達とその運命。 |
9 |
戦後文学の出発。国内亡命者。 亡命文学者と国内に留まった文学者の対立とその論拠。 |
10 |
戦後文学者-西ドイツの場合(1)。零度の文学。 ヴォルフガング・ボルヒェルトの文学。 |
11 |
同上ー(2)。廃墟の文学。 ハインリヒ・ベルの文学。 |
12 |
同上ー(3)。「47年グループ」の誕生。 ハンス・エーリヒ・ノサックの文学を中心に。 |
13 |
同上ー(4)。戦後文学の困難。 ギュンター・グラスの登場。 |
14 | 文献によるまとめの確認調査。 |
15 |
捕捉と総括。 冬学期への展望 |
その他 | |
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教科書 | 特に挙げない。必要に応じて作品や参考文献を推薦、併せて、コピー等により講義内容を提供する。 |
参考書 | 特には挙げない。必要に応じて紹介し、推薦する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(90%)、授業参画度(10%) 作品に触れ、自らの言葉で考察しているか否かを基準とする。 |
オフィスアワー | 出校する火曜日の午後。事前に事務を通じて申し込むこと。 |