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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
英米文学基礎演習2 | ||||
教員名 | 向井 秀忠 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | イギリスの小説に描かれる〈守るべきもの〉:『ハワーズ・エンド』と『グレート・ギャッツビー』 |
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授業のねらい・到達目標 | 英語による文学・文化研究の方法を学ぶために、(1) 基本的な英語力の養成と (2) 社会の事象を分析的に判断し、論理的に発信することのできる能力の養成を目指す。具体的には、「イギリスの小説に描かれる〈守るべきもの〉」をテーマに、20世紀初めのイギリスの社会をE. M. フォースターの『ハワーズ・エンド』から読み解いていく。イギリスが伝統的に何に価値を置き、「引き継ぐべき」と考えていたのかを探ることで、イギリスの社会や文化の本質について考察する。また、ほぼ同時代のアメリカの小説家F. S. フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャッツビー』と比較することで、「家」をキーワードに「イギリスらしさ」についてより具体的に考えていく。 |
授業の方法 | 具体的なテーマに沿った作品を鑑賞し、それらに関連する英語による参考文献などを読み解き、ミニレポートを作成する。また、自分の考えを説得的に述べるために必要なものは何かを理解するために、プレゼンテーションの機会も設ける。並行して、現代のイギリス社会について学ぶために、『タイムズとガーディアンでめぐる知の世界』(鶴見書店)の英文記事を読んでいく。 |
履修条件 | 特になし。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 指示されたプリントや文献は事前に読んでおくこと。また、授業中に示されたテーマについて各自で調べてまとめておくこと。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 | E. M. フォースターとその時代 |
3 | E. M. フォースターの『ハワーズ・エンド』について(1)シュレーゲル家、ウィルコックス家、そしてバスト家 |
4 | E. M. フォースターの『ハワーズ・エンド』について(2)高等遊民と新興中産階級 |
5 | E. M. フォースターの『ハワーズ・エンド』について(3)イギリスの階級と芸術 |
6 | E. M. フォースターの『ハワーズ・エンド』について(4)植民地と帝国主義 |
7 | E. M. フォースターの『ハワーズ・エンド』について(5)階級を「結ぶこと」 |
8 | 映画『ハワーズ・エンド』を観る(1)原作と映画の比較 |
9 | 映画『ハワーズ・エンド』を観る(2)映像が描き出すこと |
10 | 小説『グレート・ギャッツビー』を読む |
11 | 映画『グレート・ギャッツビー』を観る(1) |
12 | 映画『グレート・ギャッツビー』を観る(2) |
13 | 「家」をめぐる英米比較 |
14 | 『ハワーズ・エンド』とイギリスの社会と文化 |
15 | ふりかえり |
その他 | |
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教科書 | 田中孝信ほか 『タイムズとガーディアンでめぐる知の世界』 鶴見書店 2016年 その他、必要に応じてプリントを配布します。 |
参考書 | 必要に応じて紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(10%)、レポート(50%)、授業参画度(40%) 平常点は出席点、レポートは学期末レポート(4,000字)、授業参画度はプレゼンテーションおよびレスポンスシート。 |
オフィスアワー | 木曜日の昼休み、授業の前後の休み時間 |