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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
虐待と暴力の社会学
教員名 山本 千晶
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 暴力を客観的に思考する
授業のねらい・到達目標 家族や親密な関係における暴力を中心に、具体的な事例を通じて暴力を社会構造やジェンダー構造との関係で検討する。また、国家権力にまで広げて考察することで、必ずしも善/悪という二項対立的な枠組みだけでは捉えきれない暴力の位相を明らかにしたい。それにより、ヘイトスピーチやハラスメントなどより現代的な諸問題に対する理解と考察も深める。
授業の方法 講義
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント 毎回関連する文献を配布する。授業内では一部しか読み上げない場合もあるので、授業後必ずすべてに目を通しておくこと。
授業計画
1 ガイダンス
2 虐待/暴力の定義と分析視角
制度としての家族と公私二元論
3 ドメスティック・バイオレンス(1):
暴力の特徴とメカニズム、DV防止法の成果と課題
4 ドメスティック・バイオレンス(2):
加害者への暴力防止プログラムと先進諸国の取り組み
5 子ども虐待(1):
虐待の特徴とメカニズム、対応の課題
6 子ども虐待(2):
暴力の連鎖と世代間断ち切りのための実践-事例の検討
7 暴力のジェンダー分析-”男らしさ”と暴力性
ジェームズ・ギリガン『男が暴力をふるうのはなぜか そのメカニズムと予防』から
8 スポーツと暴力(1):
構造とメカニズム、部活動での”体罰”問題
9 スポーツと暴力(2):
プロスポーツ界における暴力-事例の検討
10 ハラスメント(1)
権力関係、権力構造からの分析
11 ハラスメント(2)
セクシュアル・ハラスメントとジェンダー
12 差別(1)
「差別」とは何か、ヘイトスピーチと国内外における問題状況
13 差別(2)
優生思想と人権侵害-事例の検討
14 課題授業
15 国家/暴力
冤罪事件と死刑制度
その他
教科書 教科書は使用しない。毎回レジュメと資料を配布する。
参考書 参考文献は授業の中で適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、レポート(50%)、授業内テスト(30%)
授業内テストはミニレポートを作成してもらう。

オフィスアワー 質問は授業中および授業後に受け付ける。毎回コメントペーパーを配布するので、そちらに書いてもらえば翌週返答します。

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