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近現代文学基礎研究3

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科目名
平成28年度入学者
近現代文学基礎研究3
科目名
平成27年度以前入学者
近現代文学基礎研究3
教員名 武内 佳代
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 近現代文学の読解方法を学ぶ
授業のねらい・到達目標 近現代文学を専攻領域としない大学院生も含め、教員として要求される近現代文学に関する知識を目安に、専門的な読解能力を身につけることをねらいとする。
授業の方法 文学作品の分析に必要となる批評理論について講義し、具体的な作品の読解を行う。毎回受講者全員でディスカッションの時間を設けることで、読解能力を高める。最初の2~3回目はブレーンストーミングとして、様々な批評理論の応用がきく映画の鑑賞と分析、ディスカッションを行う。批評理論の定着を図るため、受講者に批評理論を使った作品分析を小報告してもらう場合もある。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業で扱う批評理論に関する項目(教科書)や文学作品を事前に読んでくること。また、授業を通して学んだ批評理論を用い、自分でも実際に文学作品を分析する。
授業計画
1 ガイダンス―授業のねらい、スケジュール
2 批評理論を学ぶための映画鑑賞(1)―映画上映の同時代状況と作品の背景
3 批評理論を学ぶための映画鑑賞(2)―三つの試練に関する分析
4 批評理論を学ぶための映画鑑賞(3)―暴力とファンタジーの関係について
5 文学性概念の問題―伝統的批評からロシア・フォルマリズムへ
6 受容理論―「読者」とは何者か
7 記号論―ソシュールの言語学的転回
8 ナラトロジー(物語論)―ジュネットを中心に
9 声/間テクスト性―バフチンと
10 精神分析批評―フロイト的解釈を中心に
11 フェミニズム批評からジェンダー/セクシュアリティ批評へ
12 クィア批評
13 ポストコロニアル批評
14 新歴史主義―テクスト論とカルチュラル・スタディーズ
15 まとめと反省
その他
教科書 廣野由美子 『批評理論入門』 中央公論新社(中公新書) 2005年
小説テキストについては、授業内で指示する。
参考書 授業の中で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 平常点(60%)、レポート(30%)、授業参画度(10%)
平常点には、授業内での議論の態度、小課題の点数等も含まれる。
オフィスアワー 水曜4限と木曜3限、7号館4階 武内研究室。質問等がある場合は、事前にメールで予約すること。メールアドレスは授業で知らせる。

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