文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 総合 II 群 > 言語と文化1
日本大学ロゴ

言語と文化1

このページを印刷する

科目名
平成28年度入学者
言語と文化1
科目名
平成27年度以前入学者
言語と文化1
教員名 尾崎 名津子
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 占領期の文化状況
授業のねらい・到達目標 本授業は、占領期(1945年~1952年)の、あるいは、この時期に関わる様々な文化的事象(文学作品、映画、音楽、漫画等)を検討することを通して、日本の〈敗戦〉と〈独立〉について考察するものである。具体的には東京裁判、GHQ検閲、闇市、引き揚げといった史的事実を軸として講義を行う。これらをめぐる表象のありようを問うことは、単に「遠い昔の出来事の知識を得る」のではなく、むしろ現在に繋がる問題として過去を捉え返す契機になるだろう。
授業の方法 講義形式で行う。毎回授業内容に関するコメントを提出してもらう。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 本授業では様々なメディアを扱うが、文学作品については事前の読了を求める場合がある。その際は該当回以前にプリントを配布、あるいは課題図書の指定をする。
授業計画
1 ガイダンス
2 「戦後」のはじまり
3 東京裁判表象
4 GHQ検閲
5 「焼け跡を書く」とはどういうことか
6 闇市という文化1(深作欣二『仁義なき戦い』)
7 闇市という文化2(山田参助『あれよ星屑』)
8 占領と性1(田村泰次郎『肉体の門』)
9 占領と性2(鈴木清順『肉体の門』)
10 占領と性3(小島信夫『アメリカン・スクール』)
11 引き揚げという体験1(引き揚げの具体的諸相)
12 引き揚げという体験2(安部公房をめぐって・作品分析)
13 到達度の確認
14 表象研究実践法
15 講義内容の整理と補足
その他
教科書 授業内で適宜プリントを配布する。
参考書 授業内で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、平常点(50%)
試験は授業内容に関わる論述である。
平常点とは、授業内容に関する感想・質問等のコメントへの評価である。
オフィスアワー 授業終了後。あるいは授業内で提出してもらうコメントシートに質問を記入する。その場合、回答は次回授業時とする。

このページのトップ