検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れて、検索してください。
科目名 平成28年度入学者 |
****** | ||||
---|---|---|---|---|---|
科目名 平成27年度以前入学者 |
考古学特講8 | ||||
教員名 | 平野 修 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 考古学から古代地域社会の実像を探る(Ⅱ) |
---|---|
授業のねらい・到達目標 | この授業では、考古学特講7で紹介した宮都や地方官衙、集落遺跡などの考古学的事例成果を踏まえて、より詳細な遺構論・遺物論を展開する。普段考古学的用語として使用する「竪穴住居」の検討や、日常において当たり前に使用している「塩」の問題。そしてこれまで考古学的側面から検討がされてこなかった古代の東北民「蝦夷(エミシ)」の強制移住問題などを取り上げて、多くの考古学的事が現代に通ずることを認識し、「地域社会と国家」という視点から歴史をを考える方法を身につける。 |
授業の方法 | 古代地域社会の実像を探るうえで重要となる遺跡・遺構・遺物を取り上げ、その解説とそこから得られた新たな成果をレジュメ資料やパワーポイントを用いて紹介し、古代地域社会の実像と現在との「つながり」を考えます。理解度を確認するため授業内に小テストをおこないます。また、古代関係の遺構・遺物が展示されている身近な展示施設へ訪れてもらい、そこに展示されている古代関係遺構もしくは遺物のレポートを提出してもらいます。 |
履修条件 | 本講義内容をより理解するために、特講7を履修していることが望ましい。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 基本的な時代区分を理解しておくこと。考古学(歴史学)は 現場を実際に歩き歴史の舞台を直接肌に感じること。そして実際の考古資料を数多く見て触れて観察することが基本です。身近な博物館施設や史跡公園等の存在を意識し、各地で開催される展覧会情報やシンポジウム、考古学報道等もチェックするように心がけてください。 |
授業計画 | |
---|---|
1 | 災害と遺跡(1)-地震- |
2 | 災害と遺跡(2)-火山噴火- |
3 | カマドをもつ竪穴建物(1)-「竪穴建物」用語について- |
4 | カマドをもつ竪穴建物(2)-上部構造- |
5 | カマドをもつ竪穴建物(3)-内部構造- |
6 | カマドをもつ竪穴建物(4)-カマド- |
7 | 古代の塩(1)-古代の製塩方法- |
8 | 古代の塩(2)-都城の塩- |
9 | 古代の塩(3)-内陸地域社会の塩- |
10 | 古代の塩(4)-沿岸部地域社会の塩- |
11 | 考古学からみた古代国家と東北民(1)-古代のエミシ(蝦夷))とは- |
12 | 考古学からみた古代国家と東北民(2)-エミシの強制移住とエミシの土器- |
13 | 考古学からみた古代国家と東北民(3)-東北系土器が出土する関東地方の遺跡- |
14 | 考古学からみた古代国家と東北民(4)-東北系土器が関東地方で出土する意義- |
15 | まとめ |
その他 | |
---|---|
参考書 | 文化庁文化財部記念物課 監修 『発掘調査のてびき-集落遺跡発掘編-』 同成社 2010年 文化庁文化財部記念物課 監修 『発掘調査のてびき-整理・報告書編-』 同成社 2010年 文化庁文化財部記念物課 監修 『発掘調査のてびき-各種遺跡調査編-』 同成社 2013年 本書は考古学の基本的な用語、発掘調査方法などを理解するうえで参考となります。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(30%)、平常点(10%)、レポート(20%)、授業内テスト(20%)、授業参画度(20%) |
オフィスアワー | 開講時に指示する。 |