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科目名 平成28年度入学者 |
史学概論 | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
史学概論1 | ||||
教員名 | 古川 隆久 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | 歴史学とはどのような学問か |
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授業のねらい・到達目標 | 歴史学(考古学・文化財学を含む)を学ぶ上での基本的な心構え、すなわち、歴史学とはどのような学問なのか、ということについて学ぶ。目標は、歴史学の来歴や特徴、研究方法、社会的意義について理解できるようになること。副次的な目標は、配布プリントの予習や書評レポートを通じて、史学科の授業の理解に必要な読解力をつけること。 |
授業の方法 | 講義形式。ただし、教員が作成し、毎回配布するプリントを指示した方法で予習してくることを前提として進め、授業中に適宜発言を求める。毎回、出席票の裏にコメントを書いてもらい、重要なものは次回の授業の冒頭で回答・紹介する。学期中に2回書評レポートの提出が必要(詳細は初回にプリントを配布して説明する)。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 毎回、次回の授業内容に関連する内容のプリントを配布するので、指示されたやり方(読んできてもらう場合と作業してきてもらう場合がある)で必ず予習してくること。予習せずに授業についていくことは困難である。また、毎回の授業は、その前の回の授業内容を理解していることを前提に進めるので、理解が不十分だと思う場合は、必ず復習した上で予習に取りかかること。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス(授業の進め方、基本的な専門用語の説明)・次回の予習(草書体史料の解読に挑戦) |
2 | 史料批判①―史料の読解(前回配布プリント収録の史料を読んで生じる疑問を書き出してくる) |
3 | 史料批判②―偽文書について(前回配布プリント収録の史料が偽文書と判定される理由を探し、かつ同プリント収録の史料読解の方法論に関する論文の抜粋を読んでくる) |
4 | 研究テーマをどうするか(前回配布プリント収録の学術論文の序章や学術書のあとがきを、プリントに指示した方法で分析しておく) |
5 | 史料・文献の収集(前回配布のプリントの指示に従って、国会図書館の検索システムを利用した結果を各自用意するとともに、同プリント収録の、内外の文書館、史料館に関する論説を読んでくる) |
6 | 考察し、まとめる(前回配布のプリント収録の、研究途中の作業ノートの抜粋や学術論文の終章を、プリントに指示した方法で分析しておく) |
7 | 歴史学の歴史①―歴史学の誕生(前回配布プリント収録の、古代からランケ、日本の近代にいたる部分についての史学史に関する史料や論文の抜粋を読んでおく) |
8 | 歴史学の歴史②―マルクス主義史学とその後(前回配布プリント収録の、マルクス主義史学、アナール派に関する史料、論文の抜粋を読んでおく) |
9 | 学問の中の歴史学(前回配布プリント収録の、社会学、政治学、芸術学、環境学で歴史的題材を扱った論文を読んでおく) |
10 | 歴史学で真実はわかるか?(前回配布プリント収録の、科学論、言語論的転回に関する論説の抜粋を読んでおく) |
11 | 歴史学と歴史小説(前回配布プリントで、歴史小説と歴史学の学術論文の比較、及び、歴史小説とその題材となった史料の比較をし、同プリント収録の大河ドラマに関する論説を読んでおく) |
12 | 歴史学と歴史教育(前回配布プリント収録の、海外及び日本の歴史教育と歴史学の関係についての論文や資料を読んでおく) |
13 | 歴史学と社会(前回配布プリントで、遺跡ねつ造問題やジェンダー史に関する論説を読んでおく) |
14 | 授業内試験(理解度の確認) |
15 | まとめ(授業内試験の解説を行い、それをふまえて、授業全体のまとめを行う) |
その他 | |
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成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、平常点(50%) 平常点は、採点基準(初回で説明)に合致したコメントカードの提出及び授業内での自発的な発言の度合い。 |
オフィスアワー | 授業終了時および木曜昼休み(会議がある場合を除く)。 |