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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
社会科教育法II(地理的分野) | ||||
教員名 | 卜部 勝彦 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 中学校社会科地理的分野における地図活用を主体とした授業の創造 |
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授業のねらい・到達目標 | 本授業では、中学校学習指導要領の社会科地理的分野について教育課程の編成とその意義を確認し、地図を主体とした教材研究を試みることで受講生自ら「地理的見方や考え方」の基礎を培う学習指導ができることを目標とする。 |
授業の方法 | 地図帳プレゼンによる演習形式を中心に授業を進めていく。またレポートでは、受講生における出身地を主とした身近な地域の地形図読図に関する調査を予定している。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 本授業では事前学修を重視する。次回授業のプレゼンで取り上げる地理的事象の内容(分布や構造等)を入念に予習した上で、それらの地図帳表現を理解するとともに、地図帳での具体的な指導法を模索して授業に臨むこと。 |
授業計画 | |
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1 |
中学校社会科地理的分野の特色 【準備】テキスト「中学校学習指導要領解説 社会編」1~10頁を読み、現行指導要領における地理的分野の特色に整理しておくこと。 |
2 |
地理教育における地図コミュニケーション 【準備】なぜ地理教育において「地図」が重要視されるのか、その理由を考えておくこと。 |
3 |
地図の諸概念からみた教科書「地図」 【準備】テキスト「中学校社会科地図」(以下、地図帳と呼称)5~7頁の記述内容を中学生が理解できるように、地図帳における地図表現の特色を把握しておくこと。 |
4 |
学習指導要領「内容(1)ア」の地図教材研究 世界の地域構成 【準備】緯度と経度、大陸と海洋の分布、主な国々の名称と位置、地域区分などを指導するにあたって地図帳をどのように使用するのが望ましいか、その具体的な方法をプレゼンできるようにしておくこと。 |
5 |
学習指導要領「内容(1)イ」の地図教材研究① 世界の気候帯と生活文化 【準備】世界の気候帯における環境と生活文化を指導するにあたって地図帳をどのようにな使用するのが望ましいか、その具体的な方法をプレゼンできるようにしておくこと。 |
6 |
学習指導要領「内容(1)イ」の地図教材研究② 世界の宗教分布と衣食住 【準備】世界の宗教分布とその衣食住を指導するにあたって地図帳をどのようにな使用するのが望ましいか、その具体的な方法をプレゼンできるようにしておくこと。 |
7 |
学習指導要領「内容(1)ウ」の地図教材研究① アジア州、ヨーロッパ州、アフリカ州 【準備】世界の諸地域が学習の事例を指導するにあたって地図帳をどのようにな使用するのが望ましいか、その具体的な方法をプレゼンできるようにしておくこと。 |
8 |
学習指導要領「内容(1)ウ」の地図教材研究② 北アメリカ州、南アメリカ州、オセアニア州 【準備】世界の諸地域学習の事例を指導するにあたって地図帳をどのようにな使用するのが望ましいか、その具体的な方法をプレゼンできるようにしておくこと。 |
9 |
学習指導要領「内容(2)エ」の地図教材研究 身近な地域の地形図読図 【準備】授業で各自に指定したMy地形図(国土地理院発行1:25,000地形図)を隈無く目を通し、地形図表現の特色を把握しておくこと。 |
10 |
学習指導要領「内容(2)アイ」の地図教材研究 日本の地域構成と地域的特色 【準備】日本の地域構成と世界と比べた日本の地域的特色を指導するにあたって地図帳をどのようにな使用するのが望ましいか、その具体的な方法をプレゼンできるようにしておくこと。 |
11 |
学習指導要領「内容(2)ウ」の地図教材研究① 九州地方、中国・四国地方 【準備】日本の諸地域学習の事例を指導するにあたって地図帳をどのようにな使用するのが望ましいか、その具体的な方法をプレゼンできるようにしておくこと。 |
12 |
学習指導要領「内容(2)ウ」の地図教材研究② 近畿地方、中部地方 【準備】日本の諸地域学習の事例を指導するにあたって地図帳をどのようにな使用するのが望ましいか、その具体的な方法をプレゼンできるようにしておくこと。 |
13 |
学習指導要領「内容(2)ウ」の地図教材研究➂ 東北地方、北海道地方 【準備】日本の諸地域学習の事例を指導するにあたって地図帳をどのようにな使用するのが望ましいか、その具体的な方法をプレゼンできるようにしておくこと。 |
14 |
学習指導要領「内容(2)エ」の地図教材研究の実践 【準備】My地形図における様々な地理的事象を見出し、それらの地形図表現の特色を把握しておくこと。 |
15 |
学習指導要領「内容(2)エ」の地図教材研究発表 【準備】My地形図における様々な地理的事象について、それらを地形図読図の学習としてどのように展開できるか検討しておくこと。 |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『中学校学習指導要領解説 社会編 平成20年9月』 日本文教出版 2008年 坂上康俊、戸波江二、矢ヶ﨑典隆ほか 『新編 新しい社会 地理 (中学校社会科用 文部科学省検定済教科書)』 東京書籍 2016年 帝国書院編集部編 『中学校社会科地図 (中学校社会科用 文部科学省検定済教科書)』 帝国書院 2016年 |
参考書 | 中村和郎・高橋伸夫・谷内 達・犬井 正編 『地理教育の目的と役割 (地理教育講座 第1巻)』 古今書院 2009年 中村和郎・高橋伸夫・谷内 達・犬井 正編 『地理教育の方法 (地理教育講座 第2巻)』 古今書院 2009年 中村和郎・高橋伸夫・谷内 達・犬井 正編 『地理教育と地図・地誌 (地理教育講座 第3巻)』 古今書院 2009年 中村和郎・高橋伸夫・谷内 達・犬井 正編 『地理教育と系統地理 (地理教育講座 第4巻)』 古今書院 2009年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度は単なる「出席」点ではなく、授業への意欲・関心や学習内容の理解度などを総合的に毎回評価するものである。 |
オフィスアワー | 本授業終了後、本館2階の講師室にて20分間 |