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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
情報科学研究1
教員名 斎藤 明
単位数    4 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 情報科学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ 卒業研究に向けて
授業のねらい・到達目標 卒業研究に向けた準備を行うことにより、論文講読の方法と研究テーマの選び方を学ぶ。本研究を通して、自らの力で研究を進める力を身につける。
授業の方法 受講者は3つのチームに分かれ、与えられたテーマに関する論文を講読する。講読する論文のアイデアを修得し、また残された問題を意識することにより、卒業研究の題材を絞り込んでいく。今年度は (1) Graph Grabbing game (2) metric dimension (3) traceable number の3つのテーマから1つを選ぶ。
履修条件 本科目には履修条件がある。詳細は学部要覧の情報システム解析学科のページに記載されているので、参照すること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学修:この段階では論文購読が中心となるので、ゼミの前に論文の当該箇所を読んでおくこと。
事後学修:ゼミで読み進めた論文の箇所について、新たな研究の材料がないかどうか検討すること。
授業計画コメント:研究なので下記の授業計画通りに進むとは限らない。むしろ「計画するのは自分である」という意識を持ってゼミに臨むことが望ましい。
授業計画
1 ガイダンス
[準備] ゼミ開始前に論文を渡すので、まずは論文の形式を理解しておくこと。この時点では内容に踏み込む必要はない。
2 研究のための基礎的な調査(1)。まずは論文が扱う内容について、定義や記号を把握する。
[準備] 論文中の定義や記号について、自分なりに例を作っておくこと。
3 研究のための基礎的な調査(2)。論文が扱っているテーマについて、その背景や先行研究を理解する。
[準備] オープンアクセスの論文を中心に、論文の参考文献から実際にその論文を入手する努力をしてみよう。
4 研究のための基礎的な調査(3)。論文の主定理の意味を理解し、その証明を読み進める。
[準備] 主定理の証明に使われる補題などの内容を理解する。この時点では証明に踏み込む必要はない。
5 研究のための基礎的な調査(4)。引き続き証明を読み進める。
[準備] 論文の当該箇所を読み、理解を進める。理解できないところをまとめておき、ゼミで話し合う準備をする。
6 研究のための基礎的な調査(5)。論文の主定理の証明を読み終える。
[準備] 論文の当該箇所を読み、理解を進める。また結果の最良性について検討しておく。
7 論文講読とアルゴリズムの設計(1)。前回までの論文購読を踏まえ、論文から新たな研究の材料を探す。
[準備] 残された問題やアルゴリズムの実装について、アイデアを複数用意しておく。
8 論文講読とアルゴリズムの設計(2)。論文購読を進めつつ、卒業研究に向けた問題設定について、教員と議論を始める。
[準備] 研究の方向性として、理論的な研究をしたいのか、アルゴリズムの開発や計算機実験をしたいのか、構想をまとめておくこと。
9 論文講読とアルゴリズムの設計(3)。論文購読と研究テーマの絞り込みを進める。
[準備] 論文の当該箇所を読むと同時に、研究テーマについて構想を温める。
10 論文講読とアルゴリズムの設計(4)。論文購読を進め、またテーマが決まった人は研究を開始する。
[準備] 各自の進度により異なるが、論文の解読、問題の解決に向けた予備的な作業等を行う。
11 論文講読とアルゴリズムの設計(5)。引き続き論文購読と研究を続ける。
[準備] 各自の進度により異なるが、論文の解読、研究の準備、着想を得るための参考文献の探索などを行う。
12 論文講読とアルゴリズムの設計(6)。この時点までに研究テーマが決まっていることが望ましい。各自にテーマについて、参考文献の調査結果などを報告する。
[準備] 参考論文を収集しておくこと。
13 論文講読とアルゴリズムの設計(7)。研究の準備とアイデアの模索、実装に向けた準備などを行う。
[準備] 次回から始まる中間発表会に向け、問題設定をしておく。
14 中間報告会(1)。各自の研究テーマと研究の現状を発表する。
[準備] 発表会に向けスライドの準備をしておくこと。
15 中間報告会(2)。前回発表できなかった学生はこの回に発表する。
[準備] 発表会に向けスライドを準備しておくこと。
その他
教科書 なし
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 平常点(100%)
オフィスアワー 毎週金曜日の 12:10~13:00 をオフィスアワーとする。可能であれば電子メールにてアポイントを取ること。電子メールアドレスは授業初回に伝える。アポイントを取らずに来室することも可能だが、アポイントを取ってきた人がいる場合にはそちらを優先する。

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